新宮市議会 2019-03-05
03月05日-01号
○議長(屋敷満雄君) 日程4、諸報告を議題といたします。 番号1は、文書報告として、例月出納検査の結果について、報告8件であります。 番号2は、定期監査の結果についてであります。御了承願います。
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△日程5 市報告
○議長(屋敷満雄君) 日程5、市報告を議題といたします。 市報告は文書報告として、
公設市場経過報告及び新宮港経過報告の2件であります。御了承願います。
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△日程6 議案第29号 新宮市
文化複合施設整備計画における63億円を超える事業費支出の是非を問う
住民投票条例の制定について
○議長(屋敷満雄君) 日程6、議案第29号、新宮市
文化複合施設整備計画における63億円を超える事業費支出の是非を問う
住民投票条例の制定についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。 田岡市長。
◎市長(田岡実千年君) (登壇) ただいま議題となりました議案第29号、新宮市
文化複合施設整備計画における63億円を超える事業費支出の是非を問う
住民投票条例の制定について御説明申し上げます。 本市の
文化複合施設整備計画に関する
住民投票条例の制定について、2月25日に、この条例の制定を求める地方自治法第74条第1項の規定に基づく直接請求が行われましたので、同条第3項の規定に基づき、市長としての意見を付して議会に付議するものであります。 それでは、意見書の内容を申し述べます。 議案書4ページ、5ページをお願いします。 このたびの新宮市
文化複合施設整備計画における63億円を超える事業費支出の是非を問う
住民投票条例制定に係る直接請求につきまして、有効署名数が2,294名と法定数を超える署名が提出されたことについては厳粛に受けとめております。しかしながら、
文化複合施設整備事業のこれまでたどってきた過程や、同事業が現在置かれている状況については重視しなければならないものと考えていることから、次のとおり意見を申し述べます。 初めに、
住民投票条例制定請求書の内容につきまして、意見申し上げます。 「事業費の増加による市民生活への影響」についてですが、本事業の事業費は、本体工事費49億3,000万円に、これまでに要した施設の設計費、丹鶴小学校及び市民会館の解体工事費、
埋蔵文化財発掘関連事業等と合わせ、総事業費の概算は62億4,300万円となっております。 一時的に財政負担を伴うことは否めませんが、国の交付金や県補助金、合併特例債、過疎債といった大変有利な財源が活用できる今こそ、この一大事業を成就させるための好機であるとともに、毎年行う
財政シミュレーションでは、将来負担を見通した財政運営において、
文化複合施設の整備に係る事業費、運営費についても算定に加えているところであり、請求書にある「市民生活を守る欠くことのできない事業までもが困難になってしまいます」という事態の発生には及ばないものと試算しております。 続いて、「建物の構造による使用の不便さ」についてですが、現在の計画は、施設の使いやすさと財政面の双方を重視しながら見直しを繰り返し、総合的に判断してつくったバランスのとれた最終案と考えています。立地条件などから限られた敷地でありますが、
文化複合施設に求められる機能をできるだけ取り入れ、合理的な配置を行い、安全で使い勝手のよい施設であることを目指し、現在の施設計画を決定しました。 次に、文中の結びに、「現在の計画を一旦見直し、改めて建設の費用、場所、時期などについて」再検討する旨の記述がありますが、事業を中断した場合の影響については、次のように考えます。 有利な財源が将来的に確保できるかについては、国の交付金や合併特例債は期限つきであり、過疎債についても時限立法に基づく制度であることから不確定要素が高まります。これら有利な財源が確保できない場合においては、市の実質負担の増大を招くことが懸念されます。このことから、国土交通省の都市再構築戦略事業の採択により財源の見込みが整った今、平成32年度完成に向けて事業を進めることの意義は、正しい選択であると確信しております。 さらに、市民会館を閉館して約3年が経過する中、市民の文化活動は他所への分散等により負担をもたらされていることから、この状況を一刻も早く解消しなければなりません。 また、伝統深き文化の地とうたう新宮市として、また中心市街地を再生する重要な施設として、まちの活力とにぎわいを創出する重大な事業であります。現在の計画は有利な財源が活用できる期限のぎりぎりまで議論と検討を重ねた結晶であり、機能・規模・財源・立地などのさまざまな条件のもと、総合的に勘案した最良の施設であると確信しており、平成32年度中の完成を目指して全力で取り組んでいく所存であります。 以上のことから、本件については住民投票の必要性はないと考えており、条例案に反対するものです。 なお、今回請求のあった新宮市
文化複合施設整備計画における63億円を超える事業費支出の是非を問う
住民投票条例案に関する問題点を6ページに指摘させていただいております。 議員各位におかれましては、この
住民投票条例案について慎重に御審議いただき、適切なる御判断をいただきますようお願い申し上げます。
○議長(屋敷満雄君) 議案第29号については、地方自治法第74条第4項の規定により、その審議に当たり
条例制定請求代表者に意見を述べる機会を与えなければならないこととされ、また同法施行令第98条の2第2項の規定により、意見を述べる機会を与える代表者の数を定めることとされております。 お諮りいたします。
条例制定請求代表者への意見を述べる機会の付与につきましては、3月8日午前10時から当議場において、意見を述べる人数は5人以内とし、時間を全員で60分以内とすることにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(屋敷満雄君) 御異議なしと認めます。 よって、
条例制定請求代表者の意見を述べる機会の付与につきましては、3月8日午前10時から当議場において、意見を述べる人数は5人以内とし、時間を全員で60分以内とすることに決定いたしました。 なお、議案第29号の審議は、8日の
条例制定請求代表者による意見陳述の後に行いますので、御了承願います。
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△日程7 議案第16号 新宮市旧
チャップマン邸条例
△日程8 議案第17号 新宮市職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例
△日程9 議案第18号 新宮市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例
△日程10 議案第19号 新宮市
太陽光発電設備と地域環境との調和に関する条例
△日程11 議案第20号 新宮市手話言語条例
△日程12 議案第21号 新宮市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例
△日程13 議案第22号 新宮市
長寿祝金支給条例の一部を改正する条例
△日程14 議案第23号 平成30年度新宮市
一般会計補正予算(第9号)
△日程15 議案第24号 平成30年度新宮市
国民健康保険特別会計補正予算(第4号)
△日程16 議案第25号 平成30年度新宮市
介護保険特別会計補正予算(第4号)
△日程17 議案第26号 平成30年度新宮市
水道事業会計補正予算(第3号)
△日程18 議案第27号 平成30年度新宮市
簡易水道事業会計補正予算(第1号)
△日程19 議案第28号 平成30年度
新宮市立医療センター病院事業会計補正予算(第4号)
△日程20 諮問第1号
人権擁護委員の推薦について
△日程21 議案第4号 平成31年度新宮市
一般会計予算
△日程22 議案第5号 平成31年度新宮市
国民健康保険特別会計予算
△日程23 議案第6号 平成31年度新宮市
後期高齢者医療特別会計予算
△日程24 議案第7号 平成31年度新宮市
介護保険特別会計予算
△日程25 議案第8号 平成31年度新宮市
と畜場特別会計予算
△日程26 議案第9号 平成31年度新宮市
駐車場事業特別会計予算
△日程27 議案第10号 平成31年度新宮市
住宅資金貸付事業特別会計予算
△日程28 議案第11号 平成31年度新宮市
蜂伏団地共同汚水処理施設事業特別会計予算
△日程29 議案第12号 平成31年度新宮市
土地取得特別会計予算
△日程30 議案第13号 平成31年度新宮市
水道事業会計予算
△日程31 議案第14号 平成31年度新宮市
簡易水道事業会計予算
△日程32 議案第15号 平成31年度
新宮市立医療センター病院事業会計予算
○議長(屋敷満雄君) 日程7、議案第16号から、日程32、議案第15号までの26件を一括上程いたします。 ただいまから、慣例により、田岡市長に予算大綱について説明を求めます。 田岡市長。
◎市長(田岡実千年君) (登壇) それでは、ただいまより、平成31年度予算大綱を述べさせていただきます。 まず、1、所信。 市議会3月定例会を開会し、平成31年度予算案及び諸議案の御審議をお願いするに当たり、今後の市政に臨む私の所信の一端と予算の大綱を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。 市長就任以来「市政は市民のために」を理念とし、全ての職員とともに市勢発展に取り組んでまいりました。昨年、今後10年間の長期的なまちづくりの指針となる第2次新宮市総合計画がスタートし、新宮市人口ビジョン、新宮市まち・ひと・しごと創生総合戦略との整合性を図りながら取り組みを進めているところでございます。 今後も市民と行政が一体となり、総合計画に掲げた目標に向かい、まちづくりを進めていかなければなりません。 そのような中、平成31年度は次に掲げる総合計画の基本政策に取り組み、市民の皆様に暮らしやすいまちを実感していただくための予算編成を行ったところであります。 また、本年は年号が変わり新たな年を迎える中、本市においてもさまざまな記念事業を組み入れた予算編成としております。 初めに、「安心・安全に暮らせるまちづくり」につきましては、近年の豪雨災害、近い将来に発生が危惧される南海トラフ巨大地震に備えた取り組みをより一層進めてまいります。 防災・減災対策につきましては、住民の適切な避難に結びつけるため、洪水と土砂、津波と土砂など複数のリスクを考慮したハザードマップを作成し、全戸配布を行うとともに出前講座等で地域住民への周知徹底を図ります。あわせて、ホームページ上に外国人や観光客が活用できるウエブ版のハザードマップを作成します。また、昨年の大阪府北部地震を受け、ブロック塀の倒壊による人的被害及び道路等の寸断を防ぐため、ブロック塀等の撤去・改修費用の助成を行います。 一昨年発生した市田川流域の浸水被害の軽減につきましては、国、県及び関係機関と連携した内水排水ポンプの整備や、台風などの大雨発生時における災害対応体制の強化等、総合的な水害軽減対策に取り組んでまいります。 また、橋梁、トンネルにつきましては、適切な維持管理に努め、長寿命化を推進するとともに、利用者の安全を図るため、個別施設ごとの長寿命化修繕計画を策定します。 次に、「心豊かな人を育むまちづくり」につきましては、年齢を問わず生涯にわたりスポーツができる環境の充実を図るため、紀伊半島大水害後未復旧であった高田テニス場と若もの広場を再整備します。また、合宿や大会試合の開催などスポーツの振興を図り、高田地区の活性化につなげてまいります。 文化と観光、市街地活性化、生涯学習の拠点となる
文化複合施設の整備につきましては、建設工事に着手するとともに、開館に向けて施設の利用運営に関する検討を進めてまいります。 次に、「共に支え合い、幸せ感じるまちづくり」につきましては、地域とのつながりを深め、関係機関との連携をより強化し、全ての市民が心身ともに健やかで生き生きとした人生を過ごし、幸せを感じることができるよう取り組みを進めます。 障害者支援としましては、耐震性が不足し老朽化が著しい盲人会館を解体し、新たに障害者団体の活動や交流の場として活用できる盲人会館を整備いたします。 高齢者支援としましては、ひとり暮らしの高齢者や認知症高齢者の増加が見込まれる中、本年1月に庁舎別館に高齢者相談センターを設置し、相談体制を充実させるとともに、見守り支援の拡充に努めながら、高齢者が住みなれた地域で安心して生活が送れるよう支援を行ってまいります。 子育て支援としましては、子育て世代包括支援センターを開設し、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援を提供する体制を整えます。 次に、「安定した雇用を生み出すまちづくり」につきましては、少子高齢化が進み、進学や就職により若者が市外に転出する傾向にある中、地域資源を活用し、新たな雇用の場を創出するなど、賃金や雇用形態も含め、若者に魅力ある良質な雇用の場を提供することでUターン等の推進を図ります。 また、働く意欲のある中高年齢者が能力や経験を生かし、年齢にかかわりなく働き続けることができる社会の実現に向けた取り組み、生涯現役促進地域連携事業を関係機関とともに進め、地域の実情に応じた中高年齢者の多様な雇用・就業機会を創出します。 次に、「魅力ある文化がつなぐにぎわいのまちづくり」につきましては、本年は元新宮城領主水野家が入部して400年の節目の年に当たることから、新宮・水野家の文化・歴史と新宮城跡の魅力を広く市内外に発信するとともに、関係自治体などとの交流人口の拡大を目指し、水野家入部400年記念事業を行います。 また、新宮港は、昨年の木質バイオマス発電事業の進出やクルーズ・オブ・ザ・イヤーの受賞等、産業、観光両面において次なる一歩を踏み出す大切な年であり、また開港40年の節目を迎えます。この機会に官民一体となった記念事業を開催し、港湾が果たしてきた役割や今後の可能性を広く発信するとともに、港湾の価値をさらに高めるため、新宮港エリアを「みなとオアシス」としての登録を目指し、40周年記念事業とあわせて港湾エリアのさらなる活性化に向けて取り組みます。 以上の基本政策を着実に進め、市民の誰もが夢と希望を持ち、このまちに住み続けたいと思える「暮らしやすいまちづくり」の実現に取り組んでまいります。 2、施策の大綱と市政の方向。 平成31年度の予算案の概要につきましては、一般会計、特別会計、企業会計の予算の総額は364億8,579万9,000円で、前年度予算と比較して5.3%の増であります。 会計別では、一般会計が178億3,457万2,000円で、前年度予算と比較して11.3%の増であります。 特別会計につきましては、86億5,580万4,000円で、前年度予算と比較して0.4%の減であります。 企業会計につきましては、水道事業会計が13億7,801万7,000円で、前年度予算と比較して8.7%の増、昨年度より企業会計に移行した簡易水道事業会計については2億3,175万3,000円で、前年度予算と比較して4.9%の減となっています。 病院事業会計につきましては83億8,565万3,000円で、前年度予算と比較して0.4%の減となっております。 以下、平成31年度予算案の主な事業と取り組みについて申し上げます。 平成30年度から再編に向けた取り組みを開始した地域公共交通につきましては、維持・確保と利便性の向上を図るため、アンケート調査の実施など地域住民の意見を聞きながら、地域に即した新たな公共交通体系の整備を熊野川町地域から進めてまいります。 また、平成32年3月末に、熊野川流域最大の貯水量を有する池原ダムにおける水利権更新という大きな節目を迎える中、世界文化遺産熊野川の濁水、治水、堆積土砂等、諸問題の早期解決に向け、市議会とも連携し、精力的な要望活動を展開してまいります。 商工業の振興につきましては、意欲的な商業者団体の活動支援と関係機関との連携のもと、繁盛店づくりに向けた個店対策や、中心市街地及び市内商工業の活性化に向けた取り組みを推進します。また、新規開業者向けの利子補給制度や開業時の広告宣伝事業費に対する補助、商店街空店舗対策補助金を引き続き実施するなど、創業の促進により働く場の確保に努めてまいります。 あわせて、地方創生に資する仕事・移住支援の強化につきましては、「わくわく地方生活実現政策パッケージ」における和歌山県との連携事業として移住支援金給付事業を実施します。 また、消費税・地方消費税率引き上げが低所得者・子育て世帯の消費に与える影響を緩和するとともに、地域における消費を喚起するため、低所得者・子育て世帯主向けのプレミアム付商品券を発行いたします。 観光振興につきましては、新宮市観光振興計画に基づき、増加している外国人観光客を初めとした観光客誘致を図るため、プロモーションやマーケティングなどによる効果的な情報発信を引き続き行ってまいります。 消費生活関連では、年々増加し多様化する消費者トラブルに対応するため、相談体制を継続してまいります。 そのほか、熊野川町の地域振興として、市が直営していた交流促進施設さつきを今年度より指定管理とし、既に指定管理となっている小口自然の家・キャンプ場と合わせて地域一体となった取り組みを進めます。 また、平成30年度に改修工事を行った西村伊作設計の旧チャップマン邸を、より多くの方に親しんでもらう観光交流拠点としてオープンいたします。 新宮港湾関係につきましては、新宮港第二期工業用地に計画されている木質バイオマス発電事業を着実に推進するとともに、この用地への企業立地活動や工業用地内誘致企業に対する支援にも注力し、引き続き雇用の創出、産業の活性化に向けて取り組んでまいります。 また、クルーズ振興につきましても広域的な枠組みをさらに深め、一層の受け入れ環境の充実、持続的なクルーズ客船入港数の確保に努めてまいります。さらには、安心・安全な新宮港を目指し、関係各所と連携のもと、適切な港湾環境の維持管理にも取り組んでまいります。 人権政策事業につきましては、人として幸せに生きる最も重要な権利が侵害される現状が今なお続いています。人権意識の高揚を図るため、第3次新宮市人権教育・啓発推進計画を策定し、あらゆる差別の解消のため指針を示し、人権が息づくまちづくり、地域づくりを進めてまいります。 防災対策事業では、大規模地震災害に対する平時の備えとして、減災対策の柱である住宅の耐震化の促進や災害時に必要な災害用備蓄の充実、地域の防災力向上、情報提供手段の研究など、防災・減災対策に取り組んでまいります。 消防関係事業につきましては、安全基準に基づき屈折はしご付消防ポンプ自動車の分解点検を行い、車両の適正運用に努めます。また、消防団員の装備や安全対策を図り、消防団組織の充実強化に取り組んでまいります。 生活環境事業につきましては、エコ広場まで行くことができない高齢者や障害のある方の家庭を対象としたふれ愛収集や、家庭から排出される粗大ごみの戸別収集について期間を定めて実施するなど、引き続きごみの減量化と環境美化の推進に努めてまいります。また、紀南環境広域施設組合とともに廃棄物最終処分場の建設を進めていきます。 福祉関連事業につきましては、障害のある方が地域で安心して暮らしていけるよう、生活や就労に対する支援の充実に努めながら、障害者総合支援法などに基づく事業を実施してまいります。 また、生活に困窮されている方の相談や就労に対する支援を行うとともに、誰もが健康で文化的な生活を送れるよう、生活保護法などに基づく事業を実施してまいります。 高齢者施策につきましては、「ねんりんピック紀の国わかやま大会」が開催され、新宮市が会場となるサッカー、ボウリングのふれあい交流大会の実施とともに、新宮市の知名度を上げるきっかけづくりとなる大会が実現できるよう取り組んでまいります。また、ねんりんピック開催を機にさらなる介護予防を推進し、健康寿命の延伸を図ります。 子育て支援につきましては、認定こども園施設整備交付金及び保育所等整備交付金を活用し、認定こども園2園の整備(新設1園、増改築1園)を行い、新たな教育・保育の提供の場を確保し、待機児童の解消を図ります。また、多子世帯への経済的支援として、県の「紀州っ子いっぱいサポート事業」補助金を活用し、保育料の無償化、在宅育児支援手当の支給を継続して実施いたします。 保健事業につきましては、妊娠・出産支援として、引き続き一般不妊治療費、特定不妊治療費及び妊婦健診費の助成、育児支援として、助産師による新生児全戸訪問、乳幼児健診などを実施いたします。 また、保健師や発達相談員が子供の発達や育児不安などのある家庭に対して相談を行うなど、就学につなげるための支援を実施します。さらに、がん検診、特定健診の個別・集団健診につきましては、引き続き受診率の向上に努め、市民の健康づくりを推進してまいります。 都市計画事業につきましては、大橋通上本町線電線共同溝事業により、都市景観の向上、都市防災機能の向上、安全で快適な通行空間の確保、情報ネットワークの信頼性向上を図るべく無電柱化の整備を行います。 道路事業につきましては、排水能力の向上のため、谷王子町下田町線4号支線等の側溝改良工事とともに、道路幅員が狭いため車両通行に支障を来している松山14号線外1線や玉置口線の道路拡幅工事を行います。また、町内会単位で実施されている溝掃除の支援を引き続き行います。 交通安全対策として、歩行者の安全を確保するため、市道池田町第一王子橋線等の歩道整備工事を行います。 地籍調査事業につきましては、土地境界を明確にし、土地利用の促進を図るため、平成31年度については熊野地及び三輪崎、相賀、熊野川町上長井の各一部の4地区の一筆地調査を実施いたします。 空家等対策事業につきましては、新宮市空家等対策計画に基づき引き続き防災・衛生・景観・生活環境等の保全を図り、空家等の適正管理や利活用を推進いたします。 農業の振興につきましては、農道の新設や農業用施設の修繕などの基盤整備を通じ、農業生産性の向上を目指します。また、鳥獣害対策にも引き続き取り組んでまいります。 林業の振興につきましては、林道上地平瀬線開設工事を進め、その他林道の災害復旧を含めた維持管理に努めるとともに、熊野材の消費拡大につながる間伐や作業道開設などへの支援を行ってまいります。 水産業の振興につきましては、資源管理型の漁業を推奨するものとし、イセエビ、アワビ、アユなどの放流や藻場の育成事業など、漁業再生に向けた取り組みを支援してまいります。 学校環境整備につきましては、平成32年度学校施設の個別計画策定に向け、施設の劣化度及び今後の維持・更新コストの調査を実施します。 学力向上への取り組みにつきましては、引き続き小中学校に学校支援職員などの配置、複数教員による指導や少人数に対応した指導など、個に応じたきめ細やかな指導による学力向上を図ります。また、学校司書2名による指導を継続し、小中学校における子供たちの読書活動の充実を図ります。 防災教育につきましては、子供たちに地震や津波などの自然災害からみずからの命を守る力を身につけさせるため、幼稚園、小中学校での防災学習の充実と地域との連携を図ってまいります。 生涯学習事業につきましては、地盤沈下等の経年劣化が著しいくろしおスタジアムの改修を行います。 また、第8回新宮・那智勝浦天空ハーフマラソン大会や新宮市駅伝大会2020などのスポーツイベントを実施し、スポーツ関係団体等と連携しながらスポーツの普及推進による市民の健康増進と体力の向上を図ります。 公民館事業につきましては、市民一人一人が豊かな人生を送るため、子供から高齢者まであらゆる機会を捉え、幅広い学習の提供に努めてまいります。さらに、同和問題を初めあらゆる差別のない社会の実現を目指すため、人権教育・啓発のより一層の推進に努めてまいります。 文化財の適切な保存と積極的な活用等につきましては、世界遺産登録15周年を迎える中、国の重要文化財旧西村家住宅の保存修理事業に継続して取り組むとともに、史跡新宮城跡附水野家墓所の景観整備等を行ってまいります。 また、本年は佐藤春夫記念館が開館30周年を迎えるため、記念事業を実施してまいります。 市民文化の振興につきましては、歴史ある新宮市展や県展を開催するとともに、市民音楽祭や伝統芸能大会を開催するなど、創作成果の発表や鑑賞機会の場の提供を行うことで文化・芸術の意識の高揚に努め、市民が主体的に取り組んでいる団体の支援を行います。 特別会計としての国民健康保険事業会計につきましては、県が財政運営の責任主体となり、国保広域化が施行されたところですが、今後さらに県及び県下市町村と連携を図り、保険者努力支援制度の指標を踏まえ、きめの細やかな国保保健事業運営及び医療費の適正化や国保税収納率の向上など、より一層効果的かつ効率的な財源の確保に取り組み、健全な国保財政運営に努めてまいります。 医療センターにつきましては、長年の要望活動が実を結び、待望久しかった眼科の常勤医が着任することになりました。引き続き地域の期待に応える病院機能の維持、充実を図るため、経営の効率化や医師等医療スタッフの確保に努めてまいります。 また、医療センター改革プランにつきましては、計画の折り返し地点を過ぎた3年目となりますが、プランに掲げた取り組みを進めてまいります。 上水道事業につきましては、新宮浄水場内の薬品沈殿池において、第2期となる汚泥引抜装置設置工事を実施いたします。また、三輪崎配水池については、耐震性を高め水道水の安定供給を図るため、新たな配水池設置工事に着手いたします。なお、年次的に整備を進めている老朽管の布設がえ工事を引き続き実施し、災害に強い施設づくりに努めてまいります。 簡易水道事業につきましては、地域住民への水道水の安定供給を図るため、施設更新事業として、昨年度に引き続き西高田簡易水道施設整備工事を実施いたします。 各水道事業につきましては、人口減少に伴う使用水量の減少は今後も予想されますが、計画的で適正な施設整備を推進しながら、より一層の経営効率化に努めてまいります。 以上のとおり、今後の市政に臨む私の所信の一端と予算の大綱を御説明申し上げました。 本市の財政運営は厳しいものがありますが、健全で持続可能な財政運営を確立するため、より一層の行財政改革を進めてまいります。また、市民の皆様の声を広く聞きながら、課題の一つ一つを着実に解決し、市民の誰もが「笑顔で心豊かに暮らせるまちづくり」に一生懸命取り組んでまいる所存であります。 議員各位を初め、市民の皆様の特段の御理解と御協力を賜り、提出議案に御賛同いただきますようお願い申し上げまして、予算大綱の説明とさせていただきます。 平成31年3月5日、新宮市長、田岡実千年。
○議長(屋敷満雄君) 以上をもって、予算大綱の説明を終わります。 会議中ですが、10分間程度休憩いたします。
△休憩 午前10時48分
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△再開 午前11時06分
○議長(屋敷満雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 (「議事進行」と呼ぶ者あり)
○議長(屋敷満雄君) 17番、大西議員、どういう議事進行ですか。
◆17番(大西強君) これからの審議に重大な影響がありますので、あなたに確認をしておきます。 さきの12月議会で、あなたは閉会宣告で私が反論できない状況のもとでこのように発言しているんです。政策論争を交わす際、法律の範囲内であれば何を発言してもよいとは決して肯定できませんと発言しているんです。ということは、法律の範囲内であれば何を発言してもいいということを否定しているわけです、肯定できないということは。決して肯定できませんということは、否定しているわけです。 そこで、憲法第21条、「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する」。憲法で規定しているわけです。私は日本国民であって、公務員ですから、憲法の擁護義務があるので、常に私は憲法に従っているんです。ところが、議長は、会議における言論、表現の自由を否定しているわけです。ということは、憲法を否定しているということになりませんか。
○議長(屋敷満雄君) 大西議員、議事進行に関する発言は、議題に直接関係のあるもの、または直ちに処理する必要があるものでなければならないとなっていますので、今はそれは処理する必要もございませんので、議事を続けます。 大西議員に申し上げます。 私の見解はただいま述べたとおりであります。その見解に不服であっても、議事整理権を持つ議長の見解が優先されます。これ以上の発言は、議事を遅延させることになりますので認めません。議事を進めます。 (発言する者あり)
○議長(屋敷満雄君) 先ほど私が申し上げたとおりでございます。 ただいまから、先ほど一括上程しました日程7、議案第16号から日程32、議案第15号について順次議題とします。 (「動議」と呼ぶ者あり)
○議長(屋敷満雄君) 17番、大西議員、動議の内容はどうですか。
◆17番(大西強君) 会議の大原則は、会議における自由な発言が保障されて会議ができるわけでしょう。それは憲法で保障されているわけです。それを議長が議事整理権のもとで、議長に議事整理権があっても、憲法を上回ることはできないんです。ですから、議長のこの発言は、憲法で保障されている言論、表現の自由を否定しているので、その見解を示してくれなければ、何を言ってもええかわからんじゃないんじゃないですか。
○議長(屋敷満雄君) 動議に賛成の方ありますか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(屋敷満雄君) それでは、議事を進めます。
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△日程7 議案第16号 新宮市旧
チャップマン邸条例
○議長(屋敷満雄君) ただいまから、先ほど一括上程いたしました日程7、議案第16号から日程32、議案第15号について順次議題といたします。 日程7、議案第16号、新宮市旧
チャップマン邸条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 勢古口商工観光課長。
◎商工観光課長(勢古口千賀子君) (登壇) ただいま議題となりました議案第16号、新宮市旧
チャップマン邸条例について御説明申し上げます。 本議案は、西村伊作が設計した貴重な建築物である旧チャップマン邸を観光交流拠点として活用し、供用開始するに当たり必要な事項を定めるものでございます。 内容につきまして、2ページをお願いします。 第1条は、設置目的、第2条は、本施設の名称と位置を定めるものでございます。 第3条は、本施設において実施する事業について定めるものでございます。内容としましては、歴史・文化に関する情報発信、まちなか観光の推進に関する事業のほか、施設の設置目的を達成するために必要な事業となってございます。また、歴史的建築物として活用を図るため施設を観覧できるほか、事業に支障のない範囲で設置目的に合致すると市長が認めるときは、使用できることとしてございます。 第4条は、毎週月曜日を休館日とし、これとは別に12月29日から翌年の1月3日までを休館日と定めるものでございます。施設の観覧については、午前9時から午後5時まで。使用時間は、午前9時から午後9時までとしてございます。 第5条は、使用の許可、第6条は、使用許可の制限となってございます。 3ページをお願いします。 第7条は使用許可の取消し等、第8条は使用料、第9条は使用料の減免、第10条は使用料の還付、第11条は特別の設備等の承認、第12条は原状回復の義務、第13条は損害賠償、第14条は指定管理者による管理、第15条は利用料金、第16条委任は、この条例の施行に関し必要な事項は規則で定めるというものでございます。 また、附則1項において、この条例の施行期日を公布の日から起算して1カ月を超えない範囲において規則で定めることとしてございます。 附則2項は、事業内容を本施設に統合するため、新宮市まちなか観光情報センター条例を廃止するというものでございます。 別表では、貸し館の際の使用時間と使用料を記載してございます。 以上、まことに簡単ですが、説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(屋敷満雄君) 本案について質疑に入ります。 8番、辻本議員。
◆8番(辻本宏君) 今回旧チャップマン邸完成ということで、まことに喜ばしいことなんですが、これ利用するに当たって、駐車場というのはどこを用いるんでしょうか。実際利用する人は、当然車で来る方が多いと思うんですけれども。部屋が1階、2階合わせて、事務室を除いて7室あります。これを全部フルに使った場合、車で来る方も結構多いんじゃないかなと思うんですけれども、そこら辺の対応というのはどう考えられているんですか。
◎商工観光課長(勢古口千賀子君) 旧チャップマン邸の駐車場につきましては、隣接地に3台予算を計上させていただいています。そのほか商店街の駐車場や新宮市の駐車場、あと保健センター前の駐車場など利用していただいて、こちらは観光客に主に来ていただきたいと思っておりますので、例えば、商店街の駐車場など、市営駐車場を利用して、商店街をぐるっと回って歩いてもらいたいというふうに思っております。
◆8番(辻本宏君) それの旧チャップマン邸駐車場、端的に言って旧チャップマン邸駐車場とか明示はされるんでしょうか。各所に。保健センター前の駐車場とか、今言われたところの駐車場です。
◎商工観光課長(勢古口千賀子君) 旧チャップマン邸の駐車場としては、今申し上げました3台で、ほかは旧チャップマン邸の駐車場というふうには記載はございませんが、適宜利用していただきたいと思っております。 また、市内の方につきましては、できましたら、市内の方もそうなんですけれども、観光客も徒歩で商店街を歩いて、新宮市の文化と歴史を堪能していただきたいと思っております。
◆8番(辻本宏君) 回遊を誘客するというのはわかるんですけれども、これ旧チャップマン邸に問わず、各市の施設を使うところというのは、ある程度、案内板を掲げておいたほうがいいんじゃないかなと思うんです。ただ、この施設初めほかの施設の利便性を掲げるために、大体どこへ置いたらええのかというふうなのが出てくると思います。3台専用のがあったとしても、これフルに使って7室あるわけですから、6人おったら40人、50人は来ますよね。何かの利用のときにいっぱい使ったとして。そこら辺、お願いしたいところなんですけれども、よろしくお願いします。
◎企画政策部長(新谷嘉敏君) 3台は隣地をお借りすることになるかと思います。そこには当然表示はさせていただくことになると思いますけれども、この1年間の入り込みの動向とかも確認させていただいて、課長言いましたように、歩いて来られる方、車で来られる方の動向も確認しながら、臨時でさらに必要なのかどうかというところも踏まえまして、議員御指摘のところはちょっと検討させていただきたいと思います。
◆8番(辻本宏君) お願いします。 この旧チャップマン邸というのは、かなり古いのを再生したわけなんですけれども、地震による耐震対策というのはされていますか。
◎商工観光課長(勢古口千賀子君) 耐震につきましては、耐震設計をことし行いました。耐震設計とそれに伴う建築を行っております。
◆8番(辻本宏君) わかりました。 あと、今後のことなんですけれども、今とりあえずは市の直営という形で運営していくんでしょうけれども、この条例の中では、指定管理者による管理ということも条例の中の文章として明示されているわけなんですけれども、先々どうですか。これ指定管理にするときに、どういうふうな方式でやられるのかな。
◎商工観光課長(勢古口千賀子君) これは条例にも上げていますとおり、今年度は市の直営としますが、将来的には指定管理にしたいと思っています。指定管理の方法につきましては、またほかの指定管理のいろんな条件もございますので、その中で研究してまいりたいと思っております。
○議長(屋敷満雄君) ちょっと当局も議員も、一応番号、「議長」と言ってくれんと。当局も見えんので。確認していきます。
◆8番(辻本宏君) 具体的な今の考えはないということですね。公募にするか、ある程度範囲を絞って指定にするかということは考えられていないということですね。
◎企画政策部長(新谷嘉敏君) 指定管理ということを前提にすれば、当然、公募が基本になってこようかと思います。そういったところで、ここの皆さん、観光客、市民の方に使っていただくスペース以外のところの中に、観光案内事務所というところが今回常設されるわけでございますので、そこも同時にここの事務所を見ていただくということも当然公募をするとしても条件に入ってくると思います。あと、それにどういった付加価値をつけて指定管理をするかというところでございますので、その辺もう少し、先ほどの答弁と重なりますけれども、ここに来られる方の状況等をちょっと見させていただく必要があろうと思います。 あわせて、いろいろいただいている意見で、先ほど言いました付加価値というところが、観光案内事務所に加えて、この限られたスペースでどういったところができるかというところもありますので、その辺についての手法もあわせて少し研究させていただきたいということで、少しお時間いただきたいと思います。
◆8番(辻本宏君) この条例の最後に、今回、新宮市まちなか観光情報センター条例の廃止というふうになっているわけなんですけれども、保健センターの前にある施設ですね。これは確認なんですけれども、跡をどういうふうな利用をされるんですか。ちょっと公で確認しておいたほうがいいかなと思いまして質疑させてもらいます。
◎商工観光課長(勢古口千賀子君) こちらは観光ガイドの方の研修とか打ち合わせとか、そのような感じで観光ガイドの方に使用していただきたいと、今のところ考えております。
○議長(屋敷満雄君) 11番、濱田議員。
◆11番(濱田雅美君) この条例の中で、先ほども観光の利用をしたいということで答弁がございましたが、この条例のほうの中に、休館日としまして12月29日から翌年の1月3日までは休館日とすると記載されているんですけれども、この観光や帰省のことを考えると、この期間の休館というのは、ちょっと観光に結びつくことができないので少しもったいないかなと思うんですけれども、その点はどうでしょうか。
◎商工観光課長(勢古口千賀子君) こちらは2項で市長が特に必要があると認めるときは休館日などを変更することができるとありますので、こちらも柔軟に対応していきたいと考えております。
◆11番(濱田雅美君) それは、そのときに何かのイベントを開催するとか、そういうことがあれば開館するということで、基本、休館ということと考えるということですか。
◎商工観光課長(勢古口千賀子君) 基本休館とはしておりますが、そのときの活用状況など、その辺を見きわめまして、イベントに限らずたくさん利用者が見込まれるとか、そのようなときにはもちろん柔軟に対応していく予定でございます。
◆11番(濱田雅美君) 今、柔軟にということだったんですけれども、やはり年末年始というのは、観光客とか、あと帰省される方が多いかと考えますので、その点はこの会館の有効活用ができるようにちょっと考えていただいて。あとまた、指定管理になった場合もそういうこともきちっと休館と定まらずに、もし開館できるのであれば、そういった方向に持っていったほうが旧チャップマン邸の有効活用になるのかなとは思いますので、その点も今後考えていただければと思います。 あと、この利用料金なんですけれども、午前9時から4時間ごとに料金のほうを記載していただいているんですけれども、これ、もし通して朝9時から5時までとか、午後1時から午後9時までとか、通して1日使用したいとかという場合は、この料金の合計ということになるのですか。
◎商工観光課長(勢古口千賀子君) そのとおりでございます。
◆11番(濱田雅美君) 午前9時から午後9時まで利用するということであれば、3,500円ということで計算するということですね。
◎商工観光課長(勢古口千賀子君) そのとおりでございます。
◆11番(濱田雅美君) あと、これ条例とは少しちょっとずれるんですけれども、この貸し館利用のほかに、市のほうが今具体的に施策として活用するような考えている施策というのは、具体的にはどのようなことを考えているんでしょうか。
◎商工観光課長(勢古口千賀子君) こちらにもありますように、観光交流の案内とはしているんですが、市の中でも、例えば市の文化的な文化人の方の何か作品を展示するとか、もちろん中にチャップマンに関係しました、その当時のチャップマンの関係者の方から貴重な資料とか写真とか、そのようなものを展示していきたいとは考えております。
◆11番(濱田雅美君) それでは、これからも十分に有効活用していただきたいと思います。 以上です。
○議長(屋敷満雄君) 1番、北村議員。
◆1番(北村奈七海君) 第1条の設置のところで、こちらの貴重な建築物を観光交流拠点として保存・活用を図り、もって市民文化の向上及び交流人口の増加促進に寄与するためとあるんですけれども、市が想定している市民文化の向上というのは何を想定しているのかということと、交流人口の増加促進ということなんですけれども、交流人口というのはどういうもので、それをどの程度、現状が今どれぐらいで、それをどれぐらい増加するのかということを説明お願いします。
◎商工観光課長(勢古口千賀子君) 市民文化の向上といいますのは、こちら旧チャップマン邸、もちろん今進められている西村記念館とあわせまして、西村伊作が設計しました貴重な建築物であります。こちらを観光客はもちろんのこと、市民の皆さんに見ていただいて、特別な場所で特別な体験をしていただく。それとあわせまして建物自体にこちらも希少性など、地域性がある特別感のある施設ですので、これをあわせまして、また商店街に位置するということもありますので、商店街のイベントなど、商店街も楽しむこともあわせて人々に楽しんでもらいたい。そして、新宮の歴史・文化を味わってもらいたいと思っています。 また、観光客につきましては、今、130万5,000人ほど新宮市への入り込み客数はあるんですけれども、こちらも年々増加してきておりますので、あわせて外国人もふえてきますので、こちらを拠点に今後とも観光客をふやしていきたいと思っています。
◆1番(北村奈七海君) まず、先ほど言われた観光客の方に、この現存する建物自体を見てもらうということが一つの目的なんだろうなというふうに思ったんですけれども、それと市民文化の向上ということについては、やっぱり旧チャップマン邸というのがどういうものなのかということをより詳しく市民の方にも説明するような形で公開していかないと、旧チャップマン邸というものが新宮市の中ではどういう歴史的な意味づけがあって、どういう重要性を持つものなのかということが多分伝わりにくいと思うんですけれども、その点については、より具体的にはどういうことをする予定なんでしょうか。
◎商工観光課長(勢古口千賀子君) 広報の4月号でも今回掲載する予定にしているのですが、そのほか広報、ホームページとかいろんな媒体を使いまして、市民の皆様、あるいはまた観光客の皆さんに、西村伊作、そしてその建築物を広めて魅力を発信していきたいと思っております。
◆1番(北村奈七海君) わかりました。そうですね、市民の方向けには多分広報を有効活用するという点も一つ大事だと思うんですけれども、やっぱり現地に行って、市民の方も観光客の方もこの建物がどういう意味を持つものなのかということは、博物館とまではいかないですけれども、しっかりと展示物を充実させないと、行っただけでは多分なかなかわかりづらいものだと思うので、その点は、またより具体的に運用の中で検討していってもらえたらと思います。 あと、それから今、観光客が年間130万5,000人来られているということなんですけれども、交流人口と観光客数というのはちょっとまた定義が違うのかなと思っていたんですけれども、交流人口というのは、市としてはどういう方を指すと考えられているんでしょうか。
◎商工観光課長(勢古口千賀子君) 先ほどの市民の方に知ってもらうということにつきましては、4月の上旬に見学会も予定していまして、この旧チャップマン邸の方、かかわっていただいた方に説明をしていただいて、市民の方に中を一度、自由に見ていただける施設ではあるんですけれども、オープン前にそのような見学会も開催したいと思っております。 あわせまして、交流人口ということなんですが、観光客はもちろんのこと、今よく都市の交流とかで、国内の都市との交流、例えば名取市とか、気仙沼市とか、一関市とか、刈谷市とかの交流も含めています。そのあたりもありますし、今、国でも交流関係人口ということも言われていますので、単に新宮に来ていただく方だけじゃなくて、例えば都市にいても新宮に何かしら関係を持ってくださる方、その方たちも交流人口として、またそちらの場所で新宮市のことを思っていただける、新宮市のことをPRしていただけるようになっていってもらえたらうれしいと思っております。
◆1番(北村奈七海君) 私が言いたかったのは、交流人口というものが何を指すのかというところが、新宮市においてどういった定義をされているのかというところを明らかにしないと、交流人口の増加促進というふうに言われても、その数値目標というものがしっかりと設定できないのではないかなというふうに思いましたので、その交流人口というのは、まず新宮市としてどういった方たちを指すのかというところはしっかりと説明しておいてもらえたらと思うんですけれども、今の説明だと、その交流人口というものがどういった方たちを指して、どれぐらいの数値目標を持っていくのかというところがちょっとわからなかったんですけれども、もう一回、その交流人口というものに対して市としてはどういう定義を持っているのかをもう一回説明してもらいたいです。
◎商工観光課長(勢古口千賀子君) 交流人口です。今申し上げました観光客だけに限らず、関係人口です。例えば新宮市に何かしらゆかりのある方、それから先ほど申し上げました新宮市と関係ある自治体、新宮市のファン、そのような方たちを含めて交流人口と思っております。その人口につきまして、何人という数字は、ちょっと今のところ明確には定めてはいないのですが、とにかく関係人口をふやしていくことを国でも進めておりますので、そのような方を交流人口と思っております。
◆1番(北村奈七海君) 確かに、国のほうでも交流人口という言葉を使って、その方たちをふやそうというような政策があるのかもしれないですけれども、今このように条例上、交流人口の増加促進に寄与するということを文書の中にうたっているということであれば、国の動向を踏まえながら、新宮市としては交流人口はどういった方たちで、増加促進ということをうたうのであれば、何人ぐらいの方たちの増加を見込むというところまで踏み込んで具体的な目標設定をしておくべきではないかなと思ったので、言わせていただきました。 この点に関して余り深く言っていくと、委員会でもまた今後議論していただくと思うので、次の点に移りたいと思います。 次に、第3条で、本施設における事業は次に掲げるものとするとあって、(1)本市の歴史及び文化に関する情報発信事業とあるんですけれども、これは具体的にどういった事業を行うんでしょうか。ということが一つと。 あともう一つは、この旧チャップマン邸なんですけれども、以前、教育民生委員会の中で説明していただいたお話の中では、この管理をしていただく方は、市が新しく人を雇ってお一人で運営されていくということだったんですけれども、この情報発信事業に関しても、市の直営の間は、基本的にはこの事業もそこでこの施設を管理する方が一人で事業運営されていくんでしょうか。
◎商工観光課長(勢古口千賀子君) この歴史及び文化に関する情報発信事業というのは、先ほどと重なるところはあるんですけれども、西村伊作が設計したこの旧チャップマン邸、あわせて旧西村家住宅もオープンしますので、その二つを観光客に見ていただく。建物の中で、先ほども申し上げました西村伊作に関係する資料、チャップマンの方の資料などを展示して見ていただきたいと思っています。 また、嘱託1人がというわけではなくて、今、商工観光課の直営でございますので、商工観光課のほうでもいろんな事業をこの嘱託の人と、もちろん嘱託の方がメーンではあるんですけれども、いろんな事業を発信していけたらと考えております。
◆1番(北村奈七海君) そうですね、いろいろということなので、余りまだ具体的にどういうものかというのがわからなかったんですけれども、その中で旧西村家住宅との関連というお話があったんですけれども、旧西村家住宅の今の所管は文化振興課のはずなんですけれども、文化振興課が一方では旧西村家住宅を所管していて、旧チャップマン邸は商工観光課ということだと、歴史及び文化に関する情報発信ということだと、歴史的な経緯というのは旧西村家住宅との関連ということを考えると、文化振興課ともかかわりがあるのかなというふうに思うんですけれども、その点は、文化振興課とはどういった形で一緒に事業を進めていくとかいう内部での協議というのは、どういった形をとられているんでしょうか。
◎企画政策部長(新谷嘉敏君) 庁内で文化振興課と正式な組織的な委員会等は設けてございません。ただ、これから始まる施設でございますので、今のところは西村家のほうがやや少しおくれて整備が進んでいるという状況の中でございますが、運営上、これから必要に応じて、そういったところの組織で横横の連携がとりやすいというようなところを主眼において、必要に応じてはそういった両課で実務レベルの委員会、またそういうような連絡会とか、そういったこともありかと思いますけれども、当面は同じ庁舎でございますので、課と課の連携を密にして進めていきたいと。 また、今般のオープニングに当たりましてのセレモニー等も同じ時期を探っていたわけでございますが、少し西村のほうがおくれているというような状況もあって、チャップマンのほうが先行してやるわけでございますが、そういったところは現在も目指すところの登録有形文化財の話とかも含めまして、今も文化振興課と連携をとりながらやってございますので、今後も引き続きそういったところの連携を強固にしてやっていきたいというふうに考えております。
◆1番(北村奈七海君) その流れでいうと、今後、指定管理も視野に入れていかれるということなんですけれども、指定管理に移行していくに当たっては、大体何年後ぐらいということは見込んでおられるんでしょうか。
◎商工観光課長(勢古口千賀子君) 特にはっきり何年と決めてはございませんけれども、直営でこの旧チャップマン邸を管理していく上で、大体費用が幾らぐらいなのか、指定管理の費用がどれぐらいなのかということを見定めまして、また指定管理のほうを上げていきたいと思っております。
◆1番(北村奈七海君) わかりました。 一応、前回の教育民生委員会の説明の中では、年間の維持管理費は人件費も含めて300万円ぐらいというふうに説明を受けたんですけれども、それを直営から指定管理に移行して、どういった効果があるのかというところは十分検討していただけたらと思う点です。 ただ、先ほど新谷部長が言われた庁内での協議というのも、今後やっていくべき部分ではあるというふうにはおっしゃられたんですけれども、その中で同じ庁舎であるということを言われていたんですけれども、2年後に
文化複合施設が建設される予定で、そうなると文化振興課は一応、
文化複合施設のほうに移るという話をされていたわけなので、そこまでにはもちろん情報発信事業の中でどういったことをしていくのかということはしっかりと議論されていくものだというふうには思うんですけれども、同じ庁舎であるということは2年後にはなくなってしまうので、それまでにより部署同士の協議をしっかり行っていただけたらと思います。 以上です。
○議長(屋敷満雄君) ほかにありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(屋敷満雄君) 質疑を終わります。 本案は総務建設委員会に付託いたします。
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△日程8 議案第17号 新宮市職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例
○議長(屋敷満雄君) 日程8、議案第17号、新宮市職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 山下総務課長。
◎総務課長(山下泰司君) (登壇) ただいま議題となりました議案第17号、新宮市職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 長時間労働の是正のための措置として、民間企業におきましては、働き方改革関連法案により罰則つきの時間外労働の上限規制等が導入され、原則として平成31年4月から施行されることになっております。また、国家公務員におきましても、人事院規則の改正により超過勤務命令を行うことができる上限を定めるなどの措置が講じられ、同じく平成31年4月から施行されることになります。 本議案につきましては、地方公務員法第24条第4項における均衡の原則により国家公務員の措置等を踏まえ、本市においても、長時間労働の是正のための措置として時間外勤務命令を行うことができる上限を定めるための改正を行うものでございます。 改正内容でございますが、2ページをお願いいたします。 第8条に第2項を追加し、時間外勤務に関する必要な事項の定めを規則に委任する規定を追加するものでございます。 この時間外勤務に関する必要な事項の定めにつきましては、国家公務員と同様、時間外勤務命令を行うことができる上限を原則月45時間、年360時間とし、例外的にこれを上回ることができる場合を規定する予定となってございます。 以上、簡単ではございますが、説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(屋敷満雄君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(屋敷満雄君) 質疑を終わります。 本案は総務建設委員会に付託いたします。
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△日程9 議案第18号 新宮市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例
○議長(屋敷満雄君) 日程9、議案第18号、新宮市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 赤坂市民窓口課長。
◎市民窓口課長(赤坂幸作君) (登壇) ただいま議題となりました議案第18号、新宮市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本議案は、厚生労働省保険局国民健康保険課から平成30年12月12日に、応益割に係る旧被扶養者減免の減免期間の見直しについての通達がございまして、旧被扶養者と申しますのは、会社の健康保険などの被用者保険本人が75歳を迎える等、後期高齢者医療制度に加入した際に国保に加入した被扶養者のことを指します。この被扶養者に係る応益割、応益割と申しますのは、均等割と平等割を指します、について、これまで当分の間減免といたしておりましたが、後期高齢者医療制度の制度改正に合わせまして、平成31年4月1日より資格を取得した日から2年間に限りという期限が示されたことに伴い、所要の整備を図るものでございます。 それでは、議案書2ページをお開きください。 改正後、改正前における新旧対照表を御参照願います。 表の右、改正前の欄にある第27条、国民健康保険税の減免、第2号、旧被扶養者に係る国民健康保険税の減免期間に関する規定を削除し、別途国民健康保険税の減免に関する規則の一部を改正し、減免期間についての規定を設けるものでございます。 その下、ア、イの下線部分に関しましては、字句の修正でございます。 附則といたしまして、この条例は、平成31年4月1日から施行するというものでございます。 以上、まことに簡単でございますが、説明とさせていただきます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(屋敷満雄君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(屋敷満雄君) 質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。
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△日程10 議案第19号 新宮市
太陽光発電設備と地域環境との調和に関する条例
○議長(屋敷満雄君) 日程10、議案第19号、新宮市
太陽光発電設備と地域環境との調和に関する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 稗田生活環境課長。
◎生活環境課長兼
クリーンセンター長(稗田明君) (登壇) ただいま議題となりました議案第19号、新宮市
太陽光発電設備と地域環境との調和に関する条例について御説明申し上げます。 本条例は、
太陽光発電設備の設置における防災上の問題、環境面や景観面での悪影響について市民の不安が広がる中、知事の認可を必要としない50キロワット未満の太陽光発電事業について、事前協議、地元説明、事業の届け出を義務化することで、適正に事業管理を行っていくために必要な事項を定めるものでございます。 それでは、恐れ入りますが2ページをお願いいたします。 第1条では、本条例の設置目的を定めております。 第2条では、本条例に係る用語の意義を定めております。 第3条においては、適用範囲を50キロワット未満と規定しております。なお、50キロワット以上の
太陽光発電設備の設置に関しては、和歌山県太陽光発電事業の実施に関する条例により、県知事の認可が必要となっております。 次に、第4条では市の責務、第5条では事業者の責務について規定しております。 第6条においては、太陽光発電事業を実施するときは、事前に申し出て協議をしなければならない旨を規定しております。 第7条では、事前協議終了後、第8条の事業計画の届けを行うまでに近隣住民への説明を行わなければならない旨を規定しております。 第8条では、工事を着手する30日前までに近隣住民への説明の実施状況を記録した書類を添えて届け出なければならない旨を規定しております。 第9条では、届け出があったとき、第8条の第2項第1号から第4号の内容を市ホームページにて公表することを規定しております。 第10条では着手届の提出、第11条では完了報告書の提出、第12条では変更協議等、第13条では廃止の届出、第14条では指導及び助言、第15条では報告徴収及び立入検査、第16条では勧告及び公表、第17条では国及び県への情報提供について規定しております。 第18条では、本条例に関し必要事項は規則で定めるものであります。 また、附則第1項では、本条例は、公布の日から施行。また第2項では、公布の日から30日以内に工事着手する場合の経過措置を定めるものでございます。 以上、まことに簡単ではございますが、説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(屋敷満雄君) 本案について質疑に入ります。 7番、福田議員。
◆7番(福田讓君) これずっと読ませていただいて、本当に規制がかかって、新宮市の皆さん、以前は蜂伏のところへパナソニックかな、なんどいうところが来て、大変地元の方が開発されました。御存じですね、執行者の皆さん。あれで規制がなかったということで、開発された跡地から泥水が流れて、あそこの川、汚濁になり土砂崩れが危険視されたところなんです。そういったところから、今、県が規制もかけました。 これでは50キロワットということは、大体50キロワット以下で新宮で今されているところはありますか。
◎生活環境課長兼
クリーンセンター長(稗田明君) 現在実施されているのは2カ所、新宮市内に50キロワット未満はあります。
◆7番(福田讓君) そうしますと、これ本当に市民にとってはいい条例だと、私は自分からも思っているんですけれども、ただ、今は質疑なんで。 というのは、これから大きくなった、ワット数が50キロになった県の条例が県で規制されます。だから、これ我々、新宮市がこの法律が、誰かが言っていました憲法があって、国会の法律があって、県の条例があって、我々がつくる。これは常識なんですけれども。だから、県条例の上へ行けないから、県条例より下の形、下部においてこの条例をつくっていると思う。当たり前の話なんですけれども。だから、この50キロによって新宮市内、木ノ川から始まって高田までにおいて、今、御答弁では二つの業者がやられているということです。これで大体50キロワットというのは、大体一般家庭でどれだけの電力ぐらいを賄えるのか、わかりましたらお答え願いたいんです。
◎生活環境課長兼
クリーンセンター長(稗田明君) 総務省の統計では、1日の4人家族の平均で14キロワットというふうに言われておりますので、50キロワットですと大体2世帯半から3世帯ぐらいになろうかと思います。
◆7番(福田讓君) そうしますと、50キロワットというて、本当に小規模なんですね。今おっしゃったような御答弁では、4人世帯で4軒から5軒ですか。そのぐらいしか賄えないんですか。
◎生活環境課長兼
クリーンセンター長(稗田明君) おっしゃるとおり、広さというか面積におきましても、大体50キロワットで250平米、75坪程度となっておりますので、それ以上になりますと、今言いましたように県条例にかかってくるということになってこようかと思います。
◆7番(福田讓君) 再度お聞きしますけれども、そうなれば新宮は今9,000戸でしょう。人口が2万9,100人ですね。その中でこれお聞きしたいのは、こういう事業やって、この事業者が営利できるんでしょうか。わかる範囲で結構です。 もうちょっと待って。なぜかというたら、もっと私は規制できると思っていたんですが、これですとほんの75坪ですか、言われたのは。小規模のワット数をA地区に建てる、そして
B地区、C地区と建っても、一つの規制になるんですか。
◎生活環境課長兼
クリーンセンター長(稗田明君) いわゆる1カ所に建てるワット数として50キロワットということになりますので、個々に考えていきたいというふうに思っております。
◆7番(福田讓君) そうしますと、一つの今平米のところでそれを設置するために市長の許可が要ると。それ、幾つもつくっていったら別に大きくなっていくいうことですね。そういう考えでよろしいんでしょうか。
◎生活環境課長兼
クリーンセンター長(稗田明君) 一つの地域にそのような形で幾つも建てるというのは、これは県条例に抵触してきますので、50キロワット未満といいますか、それは一つの場所というんですか、言い方変えれば、1カ所に50キロワットは一つしかできないと捉えていただきたいというふうに思っております。
◆7番(福田讓君) そうしますと、条例は全く私はいいと思うんですけれども、大きな開発じゃないんです、これの状態でしたら。今おっしゃったのでしたら75坪程度のことは市が規制をかけられるという形なんですね。それ以上大きいのは県条例がある。国も今やっていますから。もうこれでひっかかっていく。ひっかかるというんじゃないですが、これに関して厳しい規制をできるというたら、どういう業者なんでしょうか。
◎生活環境課長兼
クリーンセンター長(稗田明君) いわゆる50キロワット以上になりますと、電気事業法という法律的にもやっぱり抵触してきますので、現在、電気の固定価格の買取制度、FIT法というのがございますけれども、それらに関する企業が事業者ということになってこようかというふうに思っております。
◆7番(福田讓君) 私の質疑、ちょっと上手に質疑しにくいんですけれども、私の知識だけで言っているんですけれども、こういう形の小さな事業だけしか規制できないという形ですね、今のままやったら。結局、大きな何万平米とかになったらもう県とか国の規制かかってくるから。ただ、うちとしては、新宮市としては、75坪ぐらいのしか規制はかけられないという形ですね。そういう理解をしたらよろしいんですね。
◎市民生活部長(平見仁郎君) 今、議員おっしゃっていますように、昨年6月に県のほうの条例ができました。これは50キロワット以上のものを許可するかしないか、認可を取っているんですけれども、今回条例に提出していただきましたのは、50キロワット未満で、これをうちの新宮市で許可を出すとか出さないではなしに、一応届け出をしてもらうということなんです。 というのは、今回条例で定める50キロワット未満のもので比較的面積の小さいものでございます。プール大体1プール分ぐらい、75坪というたらそれぐらいなんですけれども、現状としまして、現在、関連法令等で、なかなか抵触しない限り私どものほうへ全く把握できない状況が続いています。たまたま農転とか、うちの関係法令で新宮市の職員が知ると、それは内部の連携によりまして、うちへ届け出とかわかるんですけれども、今の状況では全くわかりません。そんな中で、今回、生活環境課においてやっぱりきちっとした条例を制定することによりまして、きちっと届け出をしていただいて把握する、これが一番の狙いであるということでございます。
◆7番(福田讓君) 私はこれ質疑なんで、自分の考え言えないんで。ただ、これだけでかなり規制ができるんかなということで、つくっていただくことは本当に結構な話なんですが。 ある方に聞いたら、熊野川町のほうでは、ちょっと奥へ入ったところへ太陽光発電で御承知になっとると思うんですけれども、新聞、チラシが入っています。田畑、山を売ってくれとどんどん来ています。また、私もちょっと話を聞いたんですが、地元の熊野川町の人に。どんどん入ってきて、売ってください、お願いしますと。また、それを世話する人もおられるし。 それは結構なんですが、この規制がどんどん入ってきたとき、熊野川町だって人口が少なくなってきます。だから、それによって太陽光発電が来ていただいて地元の方の収入になることもいいんですが、私が危惧するところは、これだけの50キロワットだったら、それほどこれに規制できる業者というのは大きなものはできないという状態ですから、先ほど聞いたんですが、プール一つの70坪ですか。それを1カ所にしてつくって、ほかへもつくって、ずっと合わせてもいけるんですか。1カ所というのは地域を指定するんですか。隣接はもうだめなんですか、そしたら。 簡単に言いますと、プール一つつくって横へつくる、四方八方へいっぱいつくっていったら、それでも許可は1回1回もらわなあかんとかだったらいいんですけれども。
◎生活環境課長兼
クリーンセンター長(稗田明君) 今、議員おっしゃる1地域に幾つもというのは、これはFIT法に抵触してくる、固定価格の買取制度に抵触してきますので、これはできないと。今回の条例も50キロワットオーバーを幾つも同じところにつくるというのは、これはもうできないというふうに理解をお願いいたします。
◆7番(福田讓君) そうしますと、だんだんわかってきましたけれども、その地域に仮に一つの50キロワットの発電所ができます。その隣接は何十メーター以上離れなければできないと、そういうこともあるんですか。
◎生活環境課長兼
クリーンセンター長(稗田明君) 今回の条例は事前協議、地元説明等が、主に届け出がメーンとなっておりますので、そういう事前協議の中で生活環境課を初め関係各課と協議する中で、それが適正かどうか、他の法律にどうなのかだとか、地元説明で住民の意見としてどうなのかということを十分加味しながら、この条例については適用していきたいというふうに考えております。
◆7番(福田讓君) あとは、詳しくは教育民生委員会でしっかりと審査していただいたら結構です。 以上で終わります。
○議長(屋敷満雄君) 14番、田花議員。
◆14番(田花操君) これは、県自体が条例が遅かったという感じです。これ、把握するだけやったら意味がなすんかなと。太陽光施設は、どこへ設置されたかという把握だけやったら、わざわざ条例つくってここまで調べる話じゃない。それは行政一般事務の中でやればええ話で、こういった程度の罰則規定もない。それでこの太陽光発電事業実施者の個人、民間事業者を問わず、個人がプレハブ住宅を建てて屋根へ太陽光発電をすると、また届け出しなさいということなんやね。 今、市内でたくさんもう既にしたところあるけれども、届け出させて、周辺住民の意見・要望等が出たときに、ここの14条の指導及び助言というて、どんなことをするのか。規模を小さくしなさいとか、ここは市街地密集地で防災上危ないからやめときなさいとか、指導及び助言というのは、一般的にどんなことを考えたのか。何かちょっと条例としてバランスがとれていない。罰則規定がない。
◎生活環境課長兼
クリーンセンター長(稗田明君) 今回の条例は、第3条に掲げているいわゆる住宅の屋上、屋根につくものは除外することとうたっております。 それから、規制がないというふうに言われますが、条例の中で第17条で、国及び県への情報提供というふうに書いております。FIT法の改正によりまして、発電設備にかかわる計画等について、これを取り消すことが国ができるというふうに法律が改正されましたので、今回の条例に違反した場合は、国の判断になろうかと思いますけれども、国・県へ情報を提供することによって、この業者がこのFIT法、固定価格買取制度によって許可が取り消されるということが考えられますので、規制の部分として当たってくるのではないかというふうに理解しております。
◆14番(田花操君) この施設が建築基準法に基づく建築物という前提が、建築基準法がこの施設のよりどころになるんであれば、生活環境課が把握じゃなしに、建築担当のおる係とか課が、これを把握すべき本来の行政のあり方じゃないんかな。生活環境課がこれをする。建築基準法に基づいた法的なノウハウというのが要るところが把握すればええんではないかというふうに思う。そういった庁内での話はなかったか。
◎生活環境課長兼
クリーンセンター長(稗田明君) 第3条に書かれていますように、建築物、いわゆる住宅の屋根等の設置されるものは省くというふうになっておりますので、それ以外のいわゆる屋外に設置される太陽光発電の設備につきましては、これは建築物には当たりませんので、そのように御理解をお願いいたします。
◆14番(田花操君) こういった条例が県下的には、やっぱりつくって把握しようとしたのか。これは県の指導か何かあったのか。
◎生活環境課長兼
クリーンセンター長(稗田明君) 県の指導というのは特にございませんが、県下では和歌山市、そして橋本市と条例ができておりますが、冒頭に申し上げましたように、やはり太陽光発電設置によって、環境面だとか防災面だとか、そのような形で市民の不安が広がってきておるというようなことがございます。そういう中で、地元説明会もなしに太陽光発電ができておったよと、行政が把握せずにして太陽光発電ができておったというところも現在ございますので、それを何とか住民に理解していただいて、行政も把握する中で、適正な太陽光発電の設置に向けての条例の制定ということで、今回お願いしているところでございます。
◆14番(田花操君) こういう条例を設けて把握するということ。把握してどうそしたらまち並み環境を守っていくか、こういう地域にはこういう太陽光というのは極力抑えていく区域とか、そういう色分けというのは、具体的には持っていないのか。
◎生活環境課長兼
クリーンセンター長(稗田明君) 特に区域、地域指定というのは考えてございません。あくまでも太陽光発電の設置する場合の事前協議、地元説明、そして工事の届け出というのを主なメーンとして、この条例の形になっておるわけであります。
◆14番(田花操君) 全体を見させてもらって今の受け答えをすると、わざわざ条例を設けて、この程度の把握をせなあかんのか。一般行政の中で横横の連携をとって、こういう把握をして指導はできるんじゃないかなと思う。だから、ここまで条例をつくって罰則規定もない。ただ届け出だけして把握するためにというのは、余りにもちょっと条例趣旨から、私は条例までつくる意味はないんじゃないかというふうに思う。
◎生活環境課長兼
クリーンセンター長(稗田明君) 先ほども部長のほうからも答弁させていただきましたが、この太陽光発電の設置に関して、現在、新宮市では、特に法的に抵触しなければ設置は簡単にできるわけであります。私どもは、例えば農地法にかかわって、農転の関係で生活環境課が初めて把握するだとかそういうこともございました。そういう中で、先ほど言いました住民の不安というのか、太陽光発電ができておるにもかかわらず、何らやっぱりそのような届け出も要らないと、法的にも抵触しないと、そういう部分で、何とかそれは事前協議だとか地元説明は行って、十分地元の方に理解をいただく中で環境面、防災面、それについて十分整っていった上での太陽光発電の設置ということを踏まえての今回の条例という形になったわけであります。
◆14番(田花操君) 土地の場合や農地の場合、農地転用の中で把握できるのであって、行政が。建物の場合は、建築確認の中でできる。だから、農地でないところは把握は、それはあれや。そのために設けるいう話やし、全体にやはりこの把握を進めるために網をかぶせるのは、何かちょっと条例として少し合わんという感じがする。 委員会付託されるし、委員会で議論していただいて、せっかく届け出して把握して、どうこれをまちづくりの中でやっていくかというたら、曖昧。国へもし、県へその状況を報告する。現状の太陽光発電の状況を把握するんだったら、条例まで私は要るのかなというふうに思う。 以上。
◎副市長(向井雅男君) この条例につきましては、太陽光の設置につきましては、議員各位もこれまで市内に設備されている、また設備途中、また設備予定等の太陽光の設置についてはいろいろお話を伺っているかと思います。そういった中で、50キロワット以上の分は、県でそれなりの条件をつけて許可をいただくと。その未満について、市条例で何とか市民の不安、あるいは適切な太陽光設置について条例をお願いしたいというところでありますので、何とぞ御理解をいただきたいというふうに思います。
○議長(屋敷満雄君) 質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。 昼食のため、午後1時15分まで休憩いたします。
△休憩 午後零時11分
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△再開 午後1時15分
○議長(屋敷満雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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△日程11 議案第20号 新宮市手話言語条例
○議長(屋敷満雄君) 日程11、議案第20号、新宮市手話言語条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 有本課長。
◎福祉課長(有本文彦君) (登壇) ただいま議題となりました議案第20号、新宮市手話言語条例について御説明申し上げます。 手話は、音声による言語と異なり、手、指や体の動き、表情を使って視覚的に表現する言語であり、聾者が物事を考え、コミュニケーションを図り、お互いの気持ちを理解し合うために、また知識を蓄え文化を創造するために必要な言語として、手話を大切に育ててきました。しかし、これまで手話が言語として認められてこなかったことや、手話を使用することができる環境が整えられてこなかったことなどから、聾者は必要な情報を得ることもコミュニケーションをとることもできず、多くの不便や不安を感じながら生活してきました。 こうした中、障害者の権利に関する条約や障害者基本法において、手話は言語として位置づけられたものの、手話に対する理解の広がりをいまだ感じる状況には至っておりません。 本議案は、手話が言語であるとの認識に基づき、手話の理解と広がりをもって地域で支え合い、手話を使って安心して暮らすことができる地域社会を目指し、条例を制定するものであります。 恐れ入ります、2ページをお願いします。 第1条では、手話は言語と同じであるとの認識に基づき、手話の普及や理解の促進、手話を使用しやすい環境の整備を図るための市の責務、市民の役割を明記し、全ての市民が共生する地域社会の実現に資するという条例の目的を。 第2条では、手話が独自の言語体系と歴史的背景を持ち、手話の普及は手話を必要とする市民が、手話による意思疎通を円滑にできるよう尊重するという基本理念を。 第3条では、手話の理解の促進を図り、環境整備のための施策を推進するという市の責務を。 第4条では、市民、事業者への基本理念に対する理解と、市の施策への協力に関する市民等の役割を。 第5条では、学校における手話への理解の促進を規定しております。 附則といたしまして、本条例につきましては、平成31年4月1日から施行するものでございます。 以上、簡単ではございますが、説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(屋敷満雄君) 本案について質疑に入ります。 7番、福田議員。
◆7番(福田讓君) 今回の手話言語条例、まことに今、課長が御説明していただいて大いに理解できます。 そして、これを進めるために、学校教育、学校等における理解の促進、ぜひやっていただきたいと思います。教育長も今度かわられまして、子供たちに、我々は人権を守る市ですから、特に、子供たちに手話のやり方というんですか、私も本当言ったら学びたいほうなんです。だから、学校教育としてどのように、これ教育長にお聞きしたいんですが、小中学校を管理しているのは教育委員会でございます、市の。だから、今後、手話に対して何年生ぐらいから手話に親しむというんですか、そういう方とともに歩んでいくために子供たちに手話を教えると、そういう機会をどのようにされるかお聞きしたいと思います。
◎教育長(速水盛康君) 大きく障害を持った方々への障害者理解の一環として、手話というものの人権の視点で子供たちに学習をさせていくと。特に手話ですから、体験的な学びということですので、総合的な学習の時間というのがあります。その中で各学校が特色ある教育活動を教育課程の中に位置づけていくということが、今の学校教育の教育活動の一つの体制でありますので、各学校に対して、特に校長会などで今回の手話言語条例について周知をし、そしてどこでどういうふうな形でやれるのかというのは、各学校の教育課程の中にどう位置づけていくかということでの一つの課題として、今後検討していく必要があるのかなと。 ただ、私の経験では、もう既に例えば点字の関係でやっていた市内の学校もありましたし、これは中学校ですが。あるいは、音楽活動の中で手話を用いて全体で合唱すると、そういった学校も体験活動の中でやっておりました。そういうふうな形で総合的にこのことを捉えて推し進めていくということが、教育課程の位置づけの中では重要視されるものであるかなというふうに思っているところでございます。
◆7番(福田讓君) ありがとうございます。 今、教育長が御答弁されたとおりなんですが、私は、新宮の教育が県下でも有数の先進地になりたいという私の希望がありますし、こういう手話を新宮市はすごいなと、子供たちからそういう方たちとともに一緒になって人権を守っていく先進地であるということを私は掲げているんです。 だから、私は他町村がしなくてもいいです。私は、お聞きしたいのは、この手話を子供たちにも知っていただいて、人間である以上はお互いが助け合いながら支えながらやっていく、新宮市は人権のまちであると。他町村がしなくてもいいんです。私は、新宮市がその模範となるために、新しい教育長は今度就任されていますから、そのあたりの意気込みをお聞きしたいわけでございます。
◎教育長(速水盛康君) 今の意気込みをしっかりと受けとめまして、各学校にお伝えをしたいと。そして、ぜひ少しきらっと光り輝くような人権の活動ができる、人権の学習ができる、そういった新宮市の学校教育でありたいというふうに受けとめさせていただいて、取り組みを進められるよう教育委員会としても各学校支援をしていきたいと思っております。
◆7番(福田讓君) 以上です。
○議長(屋敷満雄君) 質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。
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△日程12 議案第21号 新宮市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例
○議長(屋敷満雄君) 日程12、議案第21号、新宮市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 有本福祉課長。
◎福祉課長(有本文彦君) (登壇) ただ今議題となりました議案第21号、新宮市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本議案は、平成31年4月1日より施行される災害弔慰金の支給等に関する法律及びその施行令の一部改正により、災害援護資金制度の改正が行われるため、所要の整備を行うものでございます。 恐れ入ります、2ページをお願いいたします。 第14条では、施行令において保証人に係る規定が削除され、保証人を立てることとする場合は条例において定める必要があるため、その規定を追加するものでございます。 なお、貸付利率については年3%以内で条例において定めることとなりましたが、これまでの率に変更はございません。 第15条第1項では、これまでの償還方法に加え月賦償還を追加するものでございます。 また、同条第3項では、施行令の改正に伴い保証人という字句の削除及び第12条を第11条に繰り上げをおこなうものでございます。 附則といたしまして、本条例につきましては、平成31年4月1日から施行するものでございます。 以上、簡単ではございますが説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。
○議長(屋敷満雄君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(屋敷満雄君) 質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。
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△日程13 議案第22号 新宮市
長寿祝金支給条例の一部を改正する条例
○議長(屋敷満雄君) 日程13、議案第22号、新宮市
長寿祝金支給条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 河邉健康長寿課長。
◎健康長寿課長(河邉弘ミ子君) (登壇) ただいま議題となりました議案第22号、新宮市
長寿祝金支給条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 この条例の改正につきましては、これまで85歳以上で5歳上がるごとに長寿祝金を支給するとしていましたが、平均寿命及び健康寿命の延伸に伴い、年齢設定及び支給金額等について、所要の改正を行うものです。 2ページをお願いします。 第2条で、85歳と95歳の支給区分を撤廃し、100歳以上の者を100歳及び最高齢者に変更し、第3条で、最高齢者については3万円を支給するというものです。 附則といたしまして、この条例は、平成31年4月1日から施行するというものでございます。 以上、簡単ではございますが、説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。
○議長(屋敷満雄君) 本案について質疑に入ります。 7番、福田議員。
◆7番(福田讓君) 本案に対して質疑を行います。 85歳の方は、支給しないということでよろしいんでしょうか。
◎健康長寿課長(河邉弘ミ子君) そのとおりです。
◆7番(福田讓君) これ質疑ですから、最高齢の方が3万円ですね。最高齢の方、今度の新しいの。5万円にならなかったんですか。
◎健康長寿課長(河邉弘ミ子君) 課内協議の中では3万円ということで出させていただきました。
◆7番(福田讓君) 難しい質疑になるんですけれども、我がの考え言ったらだめですからね、質疑は。 私が以前所属していました熊野川町のときは、100歳が100万円ほどあったんです。北山村もそうだと思います。小さなまちですから。新宮市では人口も多いですし、そのあたりを鑑みてこのようになったと思うんですけれども、100歳というのはなかなか長寿ですので、普通の御病気の方とかいろんな方は大変つらいと思いますが、こういうときもっと5万円ほどにならなかったという理由は、3万円に上げた理由だけお聞かせ願いたいんです。もっと5万円にならなかったんかなというだけ。
◎健康長寿課長(河邉弘ミ子君) 最高齢者の方は、大体106歳の方が毎年2名ぐらいおられますが、その方がずっとお亡くなりになるまでは毎年最高齢ということになると思いますので、ちょっと理由にもならないかもわかりませんが、課としましては3万円ということで、5万円という発想はございませんでした。申しわけございません。
◆7番(福田讓君) わかりました。
○議長(屋敷満雄君) 質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。
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△日程14 議案第23号 平成30年度新宮市
一般会計補正予算(第9号)
○議長(屋敷満雄君) 日程14、議案第23号、平成30年度新宮市
一般会計補正予算(第9号)を議題といたします。 当局の説明を求めます。 小林財政課長。
◎財政課長(小林広樹君) (登壇) ただいま議題となりました議案第23号、平成30年度新宮市
一般会計補正予算(第9号)について御説明申し上げます。 まず、1ページの第1条では、歳入歳出予算の総額に6億1,596万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を183億4,349万1,000円にするというものであります。第2条では、地方債の変更は第2表の地方債補正によるというものであります。第3条では、地方自治法第213条第1項の規定により、翌年度に繰り越して使用することができる経費は第3表繰越明許費によるというものであります。 それでは、歳出からの説明に入るところでありますが、本補正予算につきましては、その他特別職の報酬及び一般職の職員手当の補正を計上しておりますので、最初に、人件費の総額について御説明申し上げます。 恐れ入ります、最後の46ページをお願いします。 給与費明細書の1、特別職について、比較の欄でありますが、その他の特別職の報酬を1万8,000円減額補正するもので、和歌山県知事選挙の投票管理者等に係る報酬の減であります。 次に、2の一般職につきましては、時間外勤務手当の補正でありますが、選挙執行経費の確定による減額とマイナンバー関連のカード交付に係る増額補正で、比較の欄でありますが、合計で5万円を増額するものであります。 前に戻っていただきまして、16ページをお願いいたします。 3歳出、2款総務費1項5目財産管理費は、説明欄記載の五つの基金への積み立てを行うもので、各基金の年度末残高は減債基金が19億6,500万円、財政調整基金が22億2,000万円、丹鶴城址整備基金が2億4,551万8,000円、退職手当基金が11億4,000万円、熊野川関連施設整備基金が9,547万1,000円であります。 6目企画費も、説明欄記載の四つの基金へ利子等を積み立てるもので、各基金の年度末残高は、熊野川町区域ダム対策環境整備基金が66万2,000円、熊野川町区域まちおこし基金が1億5,520万8,000円、地域振興基金が6,325万7,000円、合併市町村振興基金が10億7,538万6,000円であります。 18ページをお願いします。 3項1目戸籍住民基本台帳費の通知カード及び個人番号カード交付事業は、国庫補助の対象となるマイナンバー関連業務に係る職員の時間外勤務手当の計上と臨時職員賃金等の減額であります。 20ページをお願いいたします。 4項2目和歌山県知事選挙費については、選挙執行経費の確定等に伴う減額補正であります。 22ページをお願いします。 3款民生費1項2目障害者福祉費の説明欄1介護給付事業及び2の訓練等給付事業は、いずれも利用者の増加等による補正であります。 7目国民健康保険事業費については、財政安定化支援事業分に係る繰出金の減額であります。 9目介護保険事業費については、特別会計における事務経費の減に伴う繰出金の減額であります。 24ページをお願いします。 4款衛生費1項10目医療センター費は、医療センター事業会計の運営経費に対し3億円の補助を行うものであります。 11目上水道費は、諸収入として計上しております十津川第一・第二発電所の水利権更新に係る電源開発株式会社からの協力金3億円のうち、水道事業会計分2億4,000万円を補助金として支出するものであります。 26ページをお願いします。 2項1目清掃総務費の紀南環境広域施設組合負担金は、事務費負担金が人件費の減により、また建設費負担金については、建設工事費の減に伴い減額補正するものであります。 28ページをお願いします。 6款農林水産業費2項5目林道新設改良費の林道ホイホイ坂線改良事業は、昨年8月の台風20号により被災し事業執行が不可能となったため減額するものであります。 30ページをお願いします。 7款商工費1項1目商工総務費の説明欄1やましろ号運行維持費補助金については、医療センターへの通院バスの維持運営経費に対する補助金で、2の路線バス運行維持費補助金については、市内循環バスなど13路線のバス運行維持に対し補助するものであります。 2目企業誘致対策費は、新宮港第二期工業用地内で株式会社食縁が平成27年12月に事業を開始したことに伴い、企業誘致等促進条例に定める事業所等設置補助の3年目としての補助金を交付するものであります。 32ページをお願いします。 8款土木費2項3目道路新設改良費の説明欄1及び2の県営事業地元負担金については、急傾斜地崩壊対策が高田、日足、嶋津、東敷屋の4カ所、小規模土砂災害対策は檜杖、鴻田、新宮の3カ所の県営事業に係る地元負担金であります。 34ページをお願いします。 4項1目港湾管理費、説明欄1の新宮港保安対策事業負担金は、外航船の入港数増に伴い延べ警備時間が増加したこと等による増額補正、2の港湾施設基金積立金については、預金利息を基金へ積み立てるもので、年度末残高は7,235万9,000円であります。 36ページをお願いします。 10款教育費1項3目育英奨学事業費は、育英奨学基金への積立金で、積み立て後の年度末残高は9,020万円であります。 38ページをお願いします。 2項1目学校管理費の説明欄1小学校ブロック塀改修事業は、神倉及び三輪崎小学校の倒壊の危険性があるブロック塀を撤去しフェンスを設置するもの、また小学校特別教室空調設備整備事業は三輪崎、高田、熊野川小学校の特別教室にエアコンを設置するもので、いずれも国の臨時特例交付金を活用し実施するものであります。 40ページをお願いします。 3項1目学校管理費の説明欄1光洋中学校ブロック塀改修事業は、光洋中学校の倒壊の危険性があるブロック塀を撤去しフェンスを設置するもの、中学校特別教室等空調設備整備事業は緑丘中学校ほか4校の特別教室等にエアコンを設置するもので、小学校費と同様いずれも国の臨時特例交付金を活用し実施するものであります。 42ページをお願いします。 5項13目
文化複合施設整備費の説明欄1新宮城跡・新宮城下町遺跡発掘調査事業については、調査範囲の減少により減額し、2の
文化複合施設整備基金積立金については、預金利子3万1,000円を基金に積み立てるもので、積み立て後の年度末残高は7,780万4,000円であります。 44ページをお願いします。 6項2目体育施設費のやたがらすサッカー場人工芝張替事業については、入札の結果大きな差額が生じたため減額補正を行うものであります。 以上が歳出であります。 次に、歳入でありますが、前に戻っていただきまして12ページをお願いします。 2歳入、8款地方特例交付金及び9款地方交付税については、額の確定に伴い、増額補正するものであります。 13款国庫支出金及び14款県支出金については、補助金等の名称、補助率等その内訳は、いずれも説明欄記載のとおりであります。 15款財産収入1項2目利子及び配当金については、説明欄1の財政調整基金預金利子から、次の15ページの12港湾施設基金預金利子まで各種基金に係る預金の利子収入であります。 14ページをお願いします。 16款寄附金について、商工費寄附金は、公益財団法人軽井沢美術文化学院からの寄附金5万円の計上と、新宮徐福協会の公益目的支出計画の変更による寄附金680万円の減額を合わせまして675万円の減額補正を行うもの、また教育費寄附金5万円につきましては、商工費分と同様、軽井沢美術文化学院からの寄附金の計上で、商工費の分は旧チャップマン邸、教育費分は旧西村家住宅の保存活用に対するものであります。 17款繰入金は、新宮城跡、新宮城下町遺跡発掘調査事業への基金繰入金について、事業費の減見込みにより減額するものであります。 18款繰越金については、本補正予算に必要な一般財源として平成29年度からの繰越金の一部を充当するものであります。 19款諸収入については、十津川第一・第二発電所の水利権更新に係る電源開発株式会社からの協力金について補正計上するものであります。 20款市債でありますが、1項3目の衛生債から8目教育債まで、事業費の確定や国庫補助事業に伴う地方負担分の財源として補正計上するものであります。 以上が歳入であります。 恐れ入ります、4ページをお願いします。 第2表地方債補正でありますが、4件の変更で、起債の目的、限度額、借り入れや償還の方法については、いずれも記載のとおりであります。 次に、6ページをお願いします。 第3表繰越明許費でありますが、記載のとおり18件の事業について、年度内での完了が難しく、事業の繰り越しをお願いするものであります。 2款1項総務管理費の一般管理費総務一般経費は、国家賠償法に基づく損害賠償請求事件の裁判について、弁護士委任料の一部を繰り越すものであります。 2項防災費の王子避難路整備事業については、用地交渉等に時間を要していることから、年度内での完成が困難となったため繰り越すものであります。 6款2項林業費の林道上地平瀬線開設事業は、台風に伴う豪雨の影響により法面が不安定となり、対策工事に係る調査検討や山林所有者との調整等に不測の日数を要したことにより繰り越すものであります。 8款2項道路橋りょう費の高森線道路改良工事については、地籍調査との調整や用地交渉に時間を要したこと、また第一佐野橋架替工事は、和歌山県が実施する佐野川改修工事に伴う橋梁架替工事負担金でありますが、たび重なる台風の出水の影響から工程におくれが生じたことにより繰り越すものであります。 3項河川費の木ノ川護岸改修工事は、工事に必要な私有地の使用承諾に時間を要したことにより繰り越すものであります。 5項都市計画費の都市計画道路計画決定業務は、都市計画道路の見直しに伴う都市計画道路変更でありますが、市道王子ヶ浜線への交差点や線形等について、警察、和歌山県等との協議などに時間を要したことにより繰り越すものであります。 10款2項小学校費及び3項中学校費の四つの事業につきましては、いずれも国の補正予算に伴い今回予算化しました臨時特例交付金の対象事業でありまして、その事業費の全額を繰り越すものであります。 5項社会教育費の
文化複合施設整備事業は、補正8号において計上した工事請負費の前払金について、本契約が翌年度となる見込みであるため繰り越すものであります。 11款1項文教施設災害復旧費の史跡新宮城跡災害復旧事業は、斜面復旧に係る工法の検討や、文化庁等との協議に時間を要したことにより繰り越すものであります。 2項公共土木施設災害復旧費の坪井猿掛線道路災害復旧事業は、7月の豪雨により被災した後、9月の台風で被害が拡大したため、国の災害査定に伴い日数を要し、また工事量が増加したことから年度内での完成が難しく、繰り越すものであります。 3項農林水産業施設災害復旧費については、台風20号で被災した林道ホイホイ坂線ほか林道2線の災害復旧事業でありますが、いずれも国の補助申請に必要な測量設計に不測の日数を要し、年度内完成が困難となったため繰り越すものであります。 以上、簡単ではありますが説明とさせていただきます。御審議賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(屋敷満雄君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(屋敷満雄君) 質疑を終わります。 本案はお手元に配付しております分割付託表のとおり、各常任委員会に付託いたします。
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△日程15 議案第24号 平成30年度新宮市
国民健康保険特別会計補正予算(第4号)
○議長(屋敷満雄君) 日程15、議案第24号、平成30年度新宮市
国民健康保険特別会計補正予算(第4号)を議題といたします。 当局の説明を求めます。 赤坂市民窓口課長。
◎市民窓口課長(赤坂幸作君) (登壇) ただいま議題となりました議案第24号、平成30年度新宮市
国民健康保険特別会計補正予算(第4号)について御説明申し上げます。 国保1ページをお願いいたします。 第1条では事業勘定の予算の総額に2億6,004万4,000円を追加し、補正後の予算を40億1,995万円とするものでございます。 それでは事項別明細書により、事業勘定の歳出から御説明申し上げます。 国保10ページをお願いします。 3歳出、2款保険給付費、1項1目一般被保険者療養給付費1億1,000万円の増額は支給見込みに合わせた同額でございます。 国保12ページをお願いします。 3項1目一般被保険者移送費負担金4万4,000円の増額は、移送費支給申請発生による増額でございます。 国保14ページをお願いします。 3款国民健康保険事業費納付金、1項1目一般被保険者医療給付費分は、財源振りかえのみで予算額に変更はございません。 国保16ページをお願いします。 6款基金積立金、1項1目国民健康保険事業基金積立金1億5,000万円の増額は、支出予定のない収入を、今後予想される事業納付金の上昇に備え基金へ積み立てるものでございます。 続きまして、歳入を説明させていただきます。 国保8ページにお戻り願います。 2歳入、3款県支出金、1項1目保険給付費等交付金のうち、普通交付金1億1,004万4,000円の増額は、給付費の増額に伴い県から示された額を増額するものでございます。 2目財政対策補助金235万5,000の増額は、収入見込みに合わせ増額するものでございます。 4款繰入金、1項1目一般会計繰入金で5節財政安定化支援事業繰入金2,000万円の減額は、国保特別会計の収入が支出を大きく上回る見込みのため減額するものでございます。 5款繰越金、1項1目繰越金1億7,609万6,000円は、前年度繰越金を全額充当するものでございます。 6款諸収入、3項1目雑入、7節特定健康診査等負担金過年度分134万9,000円は、平成29年度負担金の精算による増額でございます。 8節その他雑入980万円の減額は、歳入に合わせ減額するものでございます。 以上、簡単でございますが、
国民健康保険特別会計補正予算(第4号)の説明とさせていただきます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(屋敷満雄君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(屋敷満雄君) 質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。
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△日程16 議案第25号 平成30年度新宮市
介護保険特別会計補正予算(第4号)
○議長(屋敷満雄君) 日程16、議案第25号、平成30年度新宮市
介護保険特別会計補正予算(第4号)を議題といたします。 当局の説明を求めます。 河邉健康長寿課長。
◎健康長寿課長(河邉弘ミ子君) (登壇) ただいま議題となりました議案第25号、平成30年度新宮市
介護保険特別会計補正予算(第4号)について、御説明申し上げます。 介護1ページをお願いいたします。 平成30年度新宮市
介護保険特別会計補正予算(第4号)は、第1条で歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ924万6,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ40億9,755万1,000円とするというものであります。 今回の補正は、介護認定における更新の有効期間の延長に伴い、認定審査経費の減額と地域支援事業の補助対象が拡大されたことに伴う国、県の交付金の補正、平成30年度に新設されました保険者機能強化推進交付金等を補正するものです。 それでは、事項別明細書により、歳出から御説明申し上げます。 介護10ページをお願いいたします。 1款3項1目介護認定審査会費の321万3,000円の減額は、認定審査会の回数の減少によるものです。 2目認定調査等費の1,034万3,000円の減額は、認定調査員が退職したことと、認定審査に係る主治医意見書の手数料の減額によるものです。 介護12ページをお願いいたします。 1款4項1目介護予防計画サービス費及び2目地域包括支援センター運営費は、今年度より地域支援事業交付金の対象経費となったため、財源の充当を行うものです。 介護14ページをお願いいたします。 3款1項1目介護給付準備基金積立金431万円の増額は、今年度より新設されました保険者機能強化推進交付金を受け入れることにより発生する介護保険料余剰金を積み立てるものです。 介護16ページをお願いいたします。 4款1項1目介護予防・生活支援サービス事業費は、保険者機能強化推進交付金431万円を介護予防・生活支援サービス事業の介護保険料相当分に充当を行うものです。 続きまして、歳入ですが、介護8ページをお願いいたします。 3款から7款につきましては、地域支援事業の介護予防計画サービス費及び地域包括支援センター運営費が今年度より地域支援事業の交付対象となったため、国、県等の交付金を補正するもので、負担割合は説明欄記載のとおりです。 3款2項5目保険者機能強化推進交付金541万2,000円は、今年度より新設された交付金で、国が設定いたしました評価項目に対し達成状況に応じて交付されるものです。 7款1項4目一般会計繰入金は、主に事務経費の減額の補正です。 8款1項1目繰越金は、前年度繰越金の残額490万1,000円であります。 以上、簡単ではございますが説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。
○議長(屋敷満雄君) 本案について質疑に入ります。 7番、福田議員。
◆7番(福田讓君) 質疑を行います。 歳出11ページですが、今、御説明していただきました介護認定審査会費、介護認定審査会委員報酬が減額となっています。減額になるということはいいんですけれども、今、介護認定の場合は、半年、1年、2年と出ていますね。そして、安定してきた場合は2年となっているんですが、それによって介護認定していただいているお医者さんありますね、審査会で、それによって介護認定の任期が今までだったら1年ですね、更新が。今、2年になってきている場合もあるんですね、まずそれから教えてください。
◎健康長寿課長(河邉弘ミ子君) 平成27年度から12カ月だったところが、3カ月から24カ月の幅を持たせて、審査会の中で安定期にある人は24カ月可能というふうになってきております。 平成30年度からさらに3カ月から24カ月の幅があったところが、3カ月から36カ月、3年間安定されている方であるとか、一部の方ですけれども、審査会のほうで認められれば3年間有効期限を持つということが可能となってきております。
◆7番(福田讓君) そうなりますと、今、課長御説明していただきましたように、以前は3カ月から24カ月と、今回は審査会の中で3カ月から3年間、36カ月あるケースもあるということですね。それによって今回の減額は審査会に必要な医師とか、審査会の報酬がそれで減っていったということで理解はよろしいんですか。
◎健康長寿課長(河邉弘ミ子君) そのとおりでございます。 認定審査会が予算のほうでは99回見込んでおりましたけれども、期間の延長に伴って、今年度は63回の見込み、まだ終わっていないですけれども、見込みとなる予定でその回数が減ったことに伴って、それぞれ発生する報償費等が少なくなったためです。
◆7番(福田讓君) 以上。
○議長(屋敷満雄君) 質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。
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△日程17 議案第26号 平成30年度新宮市
水道事業会計補正予算(第3号)
○議長(屋敷満雄君) 日程17、議案第26号、平成30年度新宮市
水道事業会計補正予算(第3号)を議題といたします。 当局の説明を求めます。 奥水道事業所業務課長。
◎水道事業所業務課長(奥靖君) (登壇) ただいま議題となりました議案第26号、平成30年度新宮市
水道事業会計補正予算(第3号)につきまして御説明申し上げます。 今回の補正は、第3条予算に定めた収益的収支予算の消費税及び地方消費税に係る補正及び第4条予算に定めた資本的収支予算の電源開発株式会社からの協力金について、一般会計からの負担金及び企業債等に係る予算の補正です。 それでは、水道1ページをお願いいたします。 第1条は、総則規定であります。 第2条は、予算第3条に定めております収益的収入及び支出の予定額を補正するもので、収入では第1款第2項営業外収益を13万3,000円減額し、第1款水道事業収益の合計額を6億9,141万8,000円に改め、支出では第1款第2項営業外費用を2,282万9,000円増額し、第1款水道事業費用の合計額を6億5,135万5,000円に改めるものです。 第3条は、予算第4条に定めております資本的収入及び支出の予定額を補正するもので、収入については第1款第1項企業債を2億6,000万円減額し、第2項負担金を2億4,000万円増額し、第1款資本的収入の合計額を2億8,334万9,000円に改め、支出では第1款第1項建設改良費を7,000万円減額し、第1款資本的支出の合計額を5億6,827万8,000円に改めるものです。 以上により、予算第4条本文括弧書きに記載しております資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額3億3,492万9,000円から2億8,492万9,000円に改め、補填財源の内訳を当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額3,148万5,000円から2,630万円に、建設改良積立金7,257万7,000円から2,776万2,000円に改めるものです。 第4条は、予算第5条に定めた起債の借入限度額について、水道2ページ表のとおり3億円から4,000万円に改めるものです。 それでは、実施計画明細書についてそれぞれ御説明申し上げます。 恐れ入ります、水道8ページ、9ページをお願いいたします。 収益的収入予算の1款2項4目消費税及び地方消費税還付金につきましては13万3,000円の減で、建設改良工事費の変動により消費税及び地方消費税を補正するものです。 次に、収益的支出予算の1款2項2目消費税及び地方消費税につきましては2,282万9,000円の増で、理由としましては、建設改良工事費で当初予定しておりました県の電線共同溝工事が来年度施工することとなり、同時施工予定であった配水管布設替工事が不要となったこと、その他工事の入札請負差額が生じたことにより、消費税及び地方消費税を補正するものです。 次に資本的収入予算の1款1項1目企業債につきましては2億6,000万円の減で、当初は建設改良工事に充てるため企業債3億円の借入を予定しておりましたが、企業債の見直し及び電源開発株式会社からの協力金2億4,000万円を一般会計から受け入れる事により補正するものです。 次に、資本的支出の1款1項1目改良費につきましては7,000万円の減で、さきに申しました電線共同溝の県工事が来年度に施工となること、配水管布設替工事費の減額及びその他工事の入札請負差額が生じたことにより補正するものです。 なお、4ページから7ページに実施計画、キャッシュ・フロー計算書、予定貸借対照表を記載しておりますので、御参照くださいますようお願い申し上げます。 以上、まことに簡単ではございますが、説明とさせていただきます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(屋敷満雄君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(屋敷満雄君) 質疑を終わります。 本案は総務建設委員会に付託いたします。
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△日程18 議案第27号 平成30年度新宮市
簡易水道事業会計補正予算(第1号)
○議長(屋敷満雄君) 日程18、議案第27号、平成30年度新宮市
簡易水道事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。 当局の説明を求めます。 登地水道事業所工務課長。
◎水道事業所工務課長(登地義明君) (登壇) ただいま議題となりました議案第27号、平成30年度新宮市
簡易水道事業会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 簡水の1ページをお願いいたします。 第1条は、総則規定であります。 第2条は、予算第3条に定めております収益的支出の予定額を補正するもので、第1款第2項営業外費用を11万7,000円減額し、第1款水道事業費用の合計額を1億989万4,000円とするものです。 第3条は、予算第4条に定めております資本的支出の予定額を補正するもので、第1款第1項建設改良費を157万7,000円増額し、第1款資本的支出の合計額を1億3,536万1,000円とするものです。 第4条は、未収金、未払金の金額の確定に伴い補正するものであります。 それでは、第2条と第3条について、実施計画明細書より御説明申し上げます。 恐れ入りますが簡水の6ページから7ページをお願いいたします。 まず、収益的支出ですが、資本的支出の変動に伴う消費税及び地方消費税の補正であります。 次に、資本的支出につきましては、敷屋簡易水道の浄水場内に設置している電磁流量計の取りかえが必要となったことから、購入費を補正するものでございます。 恐れ入りますが、簡水1ページにお戻りください。 それでは、第4条について御説明申し上げます。未収金、未払金につきましては、公営企業法適用の関係により金額の確定に伴い補正するもので、未収金44万5,000円、未払金73万3,000円を減額し、未収金合計を5万5,000円、未払金合計を126万7,000円とするものであります。 なお、2ページから5ページに実施計画、キャッシュ・フロー計算書、予定貸借対照表を記載しておりますので、御参照くださいますようお願いいたします。 以上、まことに簡単ではございますが、説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(屋敷満雄君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(屋敷満雄君) 質疑を終わります。 本案は総務建設委員会に付託いたします。
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△日程19 議案第28号 平成30年度
新宮市立医療センター病院事業会計補正予算(第4号)
○議長(屋敷満雄君) 日程19、議案第28号、平成30年度
新宮市立医療センター病院事業会計補正予算(第4号)を議題といたします。 当局の説明を求めます。 佐藤医療センター庶務課長。
◎医療センター庶務課長(佐藤尚久君) (登壇) ただいま議題となりました議案第28号、平成30年度
新宮市立医療センター病院事業会計補正予算(第4号)について御説明申し上げます。 今回の補正につきましては、収益では、一般会計負担金など医業外収益の増額のため、また費用では、給与費の増額のため予算の補正を行うものでございます。 それでは、病院の1ページをお願いいたします。 第1条は、総則規定でございます。 次の第2条は、当初予算第3条に定めました収益的収入及び支出の予定額を補正するもので、まず、収入の第1款第2項医業外収益を3億195万3,000円増額して、第1款病院事業収益の補正後の合計額を70億4,897万2,000円にし、また支出の第1款第1項医業費用を1億5,162万5,000円増額して、第1款病院事業費用の補正後の合計額を74億6,048万5,000円にするというものでございます。 次の第3条は、当初予算第9条に定めました議会の議決を経なければ流用することのできない経費のうち、給与費を36億1,818万3,000円に改めるというものでございます。 それでは内容につきまして、実施計画明細書により御説明申し上げます。 恐れ入りますが病院8ページ、9ページをお願いいたします。 収益的収入及び支出のうち、まず収入の1款病院事業収益を3億195万3,000円増額して、補正後の予定額を70億4,897万2,000円にするというものでございます。 内訳といたしまして、2項1目の受取利息配当金は、延べ預入金額16億円の定期預金についての受取利息で195万3,000円、2目他会計負担金は、一般会計負担金の受け入れで3億円をそれぞれ増額するものであります。 次に、支出のほうでは、1款病院事業費用を1億5,162万5,000円増額して、補正後の予定額を74億6,048万5,000円にするというものでございます。 内訳といたしまして、1項1目の給与費で、定年退職者への退職金の支給などによりまして、不足となります退職給付引当金の充足のため増額するものであります。 なお、病院2ページから7ページに実施計画、予定キャッシュフロー計算書、給与費明細書及び予定貸借対照表を付しておりますので、お目通しいただきますようお願い申し上げます。 以上、まことに簡単ではございますが、説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(屋敷満雄君) 本案について質疑に入ります。 7番、福田議員。
◆7番(福田讓君) 病院歳出9ページでございますが、退職給付費1億5,162万5,000円でございます。現在、退職看護師を含めて退職金の給付額の合計はいかほどでございますか、お聞きします。
◎医療センター庶務課長(佐藤尚久君) 今年度見込んでおります額が1億8,142万7,000円ほどでございます。これに対しまして、退職給付引当金のほうのこれまでの積立額が多めの積み立てになっている分の減額がございまして、2,980万円ほどの減額ということで、差し引き1億5,162万5,000円の補正を今回させていただいております。
◆7番(福田讓君) 再度お聞きします。 今、医療センターの職員の退職給付金、今、幾ら積み立てはあるんですかと聞いているんです。
◎医療センター庶務課長(佐藤尚久君) 今年度末の予定でございますが7億1,111万4,000円の予定でございます。
◆7番(福田讓君) ありがとうございます。 現在、医療センターの退職金の積み立て7億1,000万円あるということですね。 そして、平成30年度の補正予算ですが、平成30年度で退職された職員の給付額は幾らですか。
◎医療センター庶務課長(佐藤尚久君) 平成30年度で退職給付を見込んでおりますのが1億8,142万円ほどでございます。
◆7番(福田讓君) そうしますと、7億1,000万円が積み立てがあったということですね。 現在、積立金が職員退職金が、これはあくまでも医療センターで採用された職員の方だけですね。新宮市から出向されている方の退職金は含んでいるんですか、いかがですか。
◎医療センター庶務課長(佐藤尚久君) 新宮市から来ていただいている方も、私もそうですが、3月31日に仮に自己都合でやめた場合ということで、仮に計算しております。在職年数割合に応じて計上されております。
◆7番(福田讓君) そうしますと、新宮市から出向されている職員は今、何名おられますか。
◎医療センター庶務課長(佐藤尚久君) 事務局の14名中13名がその対象になろうかと思います。
◆7番(福田讓君) 御説明いただいてありがとう、わかりました。 そうしますと、医療センターで採用された職員と、今、佐藤課長のように新宮市から出向されている課長も含めて退職金は積み立てされているということなんですね。 私はちょっと別な考えを持っていましたんで、市から出向された方は市が積み立てをしていると思っていたんです。そうじゃなしに、別個に、例え新宮市で採用された職員で医療センターへ出向されていった場合は、その方の退職金積立金は、医療センターの会計で賄うということでよろしいんですね。
◎医療センター庶務課長(佐藤尚久君) 私この3月で在職丸30年になりますけれども、医療センターで5年間在籍しております。3月31日で自己都合退職した場合、30分の5が医療センターの負担になるという計算になります。
◆7番(福田讓君) 大体わかるんですが、そうしますと、職員の方が出向していった間は、仮に佐藤課長がそこで5年、6年勤めたときの退職金のプラスというんですか、積み立てはそちらの会計で別個にやるということですね。そして、あなたがもしこちらへ来るとか、またこちらの方も向こうへ行っても、そのような形で退職金積み立てをされているということなんですね。言っていることわかりますか。
◎医療センター庶務課長(佐藤尚久君) 医療センターに在職された後、本庁にまた配属がえになって本庁で退職される方もいらっしゃいます。その方の退職金につきましても、在職年数に応じて医療センターが負担するということになっております。
◆7番(福田讓君) そうしますと、医療センターで仮に5年勤められて本庁へ復帰されると、6年とか。そしたら、その方の退職積立金、職員ですから、市と全体とで積み立てしているわけでしょう。個人個人の積み立てじゃないんでしょう。これはあくまで予算ですから、その1名に対してしているんじゃないんですか。それ聞きたいんで。 だから、課長が今出向されている、また医療業務課長も出向されている、事務長も出向されていますけれども、退職金積立金というのは、その人の金額に、年数によって退職金が上がってくるわけですけれども、退職金積立金とは全体を考えてするんじゃないですか。だから医療センターへ行っている間でも、結局新宮市の職員ですから、本庁では積み立てしないということですね、その分だけは。仮に今、14名中13名が医療センターへ出向されている。間違いないですね。その方の積み立てはあくまでも、本庁の職員であっても、医療センターがその方の積立金をカウントして積み立てると、そういうことですか。
◎医療センター庶務課長(佐藤尚久君) 医療センターの在職年数に応じた金額を、医療センターのほうで退職給付引当金として積んでいるということになります。
◆7番(福田讓君) そうしますと、その方が本庁へ帰ってきたら、医療センターで勤めている方が少なくなったら、その分だけ減額して積み立てするということなんですね。違いますか。
◎医療センター庶務課長(佐藤尚久君) 医療センターから本庁のほうに配属がえになりましても、医療センターにいた期間というのは、将来退職した場合に退職金を医療センターのほうで負担しますので、引き続き退職給付引当金にはそれ相応の額が計上されることになる、積まれたままになるということになります。
◆7番(福田讓君) キックバックで返ってくるということですね。その方の退職金。別に個人の積み立てをしているわけじゃないんでしょう。退職金、全体を含めて退職しているから、人数に合わせてキックバックしてくるという形でよろしいんですね。
◎医療センター庶務課長(佐藤尚久君) 退職される際には、医療センターの在職期間、本庁の在職期間、水道事業所の在職期間、それぞれの期間に応じて負担をするということになりまして、ちょっとキックバックという言葉の意味が、申しわけありません、わからないんですけれども、それぞれの期間に応じて支払うということになります。
◆7番(福田讓君) もう一度確認します。 現在、医療センターの職員の方の退職積立金は7億1,000万円あるということですね。
◎医療センター庶務課長(佐藤尚久君) 今年度末、平成30年度末の見込み予定額はその額でございます。
◆7番(福田讓君) これは財政課長にお聞きしたいんですけれども、同じく病院の9ページなんですが、一般会計負担金、市から繰り出していますね。私がお聞きしたいのは、医療センターがあそこに設置されているために、国からの補助金というのは、今年度大体幾ら地方交付税交付金で返ってくるんですか。交付税ですね。わかりますか。
◎財政課長(小林広樹君) 病院が向こうへ行くときに起債を起こしておりまして、それに対する交付税というのが入ってきています。その金額は約2億円ということになります。
◆7番(福田讓君) 医療センターは、串本町から熊野市、十津川村までの皆さんの、12万人の方の医療のとりでなんです。だから、医療センターがあそこにあれだけの規模の医療センターがあることによって、新宮市に入ってくる交付税、前にお聞きしたときはもっと多かったんですが、それは医療センターが借り受けている、医療センターを建てたときの、あれ建てたとき100億円でしたね、確か。それの借り入れによって、それに対しても国からも補助していただく、交付金です。 それも含めて、先ほどの御答弁では医療センターが設置されていることによって、財政のことは私もちょっと聞いたことあるんですけれども、学校とか、警察、全て財政収入、いわゆる交付金の算定基準というのありますね、それは小林課長のほうがよく知っていること、私よりはプロですから。でも医療センターがあることによって、医療センターが借りて、医療センターを建設された起債にいただける交付金と、医療センターがあるためによって、新宮警察があることによって、学校が何校あることによって交付税くれるでしょう。だから地方交付税交付金って、全体にぼかっとくるわけなんですよね。規模によってくるんですよ。 だから医療センターあることによって、新宮市はどれだけの交付税が入ってきているかとお聞きしたいんです。
◎財政課長(小林広樹君) 平成30年度の交付税で申し上げますと、合計で50億円ほどいただいております。 すみません、先ほど私申し上げたのはちょっと説明不足で申しわけありません。病院が向こうへ移るときに、新設の起債を借りておりまして、その分で、例えば平成30年度の償還に対して、病院のほうに一般会計から払うことに対して交付税は2億円ほど入ってきておりまして、そのほか、償還以外の例えば救急医療でありますとか、特別交付税で診療病床でありますとか、いろんな項目がありまして、平成30年度では合計7億7,000万円ほど入っております。そのうち、先ほど申し上げましたように、新規の病院の償還に対するものは約2億円ほど入ってきています。
◆7番(福田讓君) 以上です。
○議長(屋敷満雄君) 質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。
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△日程20 諮問第1号
人権擁護委員の推薦について
○議長(屋敷満雄君) 日程20、諮問第1号、
人権擁護委員の推薦についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。 渡爪
人権政策課長補佐。
◎
人権政策課長補佐(渡爪薫君) (登壇) ただいま議題となりました諮問第1号、人権擁護委員の推薦について御説明申し上げます。 1ページをお願いいたします。 本諮問は、
人権擁護委員法第6条第3項の規定により、
人権擁護委員の推薦について議会の意見を求めるというものです。 新宮市の
人権擁護委員の定数は9名であります。そのうち3名の委員が、平成31年6月30日で任期満了となります。 任期満了を迎えます守安美湖委員、下岡輝子委員、新垣純子委員につきまして、再任という形で法務大臣に推薦したいというもので、委員の任期は3年であります。 なお、委員の略歴につきましては、2ページから3ページに参考として記しておりますので御参照ください。 以上、簡単ではございますが、説明とさせていただきます。御審議賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(屋敷満雄君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(屋敷満雄君) 質疑を終わります。 本案は総務建設委員会に付託いたします。 (「異議あり」と呼ぶ者あり)
○議長(屋敷満雄君) ちょっと確認のために休憩いたします。
△休憩 午後2時27分
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△再開 午後2時48分
○議長(屋敷満雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 先ほどの諮問第1号について、
議会運営委員会の決定のとおり、会議規則第37条第1項の規定により、議長において総務建設委員会に付託いたしますので御了承願います。
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△日程21 議案第4号 平成31年度新宮市
一般会計予算
○議長(屋敷満雄君) 日程21、議案第4号、平成31年度新宮市
一般会計予算を議題といたします。 当局の説明を求めます。 小林財政課長。
◎財政課長(小林広樹君) (登壇) ただいま議題となりました議案第4号、平成31年度新宮市
一般会計予算について御説明申し上げます。 それでは、予算書の1ページをお願いします。 平成31年度の新宮市
一般会計予算は、第1条で歳入歳出予算の総額を178億3,457万2,000円に定めるものであります。 予算の総額は、平成30年度の当初予算と比較して18億1,640万5,000円の増、率にして11.3%の増であります。 第2条は、債務を負担できる事項、期間及び限度額の定めは、第2表債務負担行為によるというものであります。 第3条は、起こすことができる地方債の内容は、第3表地方債によるというものであります。 第4条は、一時借入金の最高額を10億円と定めるものであります。 また、第5条では、歳出予算の各項の金額を流用できる場合は、給料、職員手当等及び共済費の人件費に係る予算額に過不足が生じた場合、同一款内での流用を定めるものであります。 それでは、内容について御説明申し上げます。 まず、初めに、全款に係る給与費について御説明申し上げます。 恐れ入りますが、250ページをお願いします。 給与費明細書のうち、1の特別職について、本年度の欄でありますが、長等3人の給料、期末手当及び共済費を含めて、合計で3,587万1,000円であります。 議員については15名で、その報酬、期末手当及び共済費を合わせて、合計で1億1,345万5,000円であります。 その他の特別職については、選挙の立会人や基幹統計調査員、消防団員等1,053名分の報酬で3,714万8,000円であります。 次に、2の一般職でありますが、(1)の総括で、職員数は298名であります。 なお、括弧書きは再任用職員で、13名の予定となっております。 給料、職員手当の給与費と共済費を合わせて総額で23億2,149万8,000円で、前年度より1億2,998万5,000円の減であります。 なお、職員手当の内訳は、下段に記載のとおりであります。 また、251ページ以降、給料及び職員手当の増減額の明細、給料及び職員手当の状況について明細を記載しておりますので御参照願います。 以上が、給与費の内訳であります。 続きまして、事項別明細書の歳出について、給与費関係を除き款ごとの主な事業について御説明申し上げます。 恐れ入りますが、前に戻っていただきまして、42ページをお願いします。 3歳出、1款議会費は1億7,276万7,000円、724万6,000円の減で、職員の人件費、議員報酬並びに常任委員会、特別委員会等の活動費と事務的な経費であります。 次に、46ページをお願いします。 2款総務費は14億311万7,000円、2億8,066万8,000円の減で、主な要因は、旧仮庁舎整備事業と王子避難路整備事業の減であります。項の内訳は、1項総務管理費、2項徴税費、3項戸籍住民基本台帳費、4項選挙費、5項防災費、6項統計調査費、7項監査委員費となっております。 そのうち主な事業についてですが、47ページをお願いします。 上段、説明欄2の姉妹都市友好事業は、姉妹都市締結から45周年を迎えるに当たり、サンタクルーズ市を訪問し、友好親善を推進するものであります。 次に、51ページをお願いします。 下段、2目文書広報費の説明欄3市民とつくる新宮市魅力発信は、女性目線での情報発信により、新宮市の魅力を感じられる事業を企画、実施するもので、本年度は、これまで培ったネットワークをもとに、継続して企画事業の実施を行い、新宮市の魅力や地域資源の紹介とともに女子部ネットワークの市内外への拡充を図るものであります。 次に、55ページをお願いします。 6目企画費の説明欄1新宮城復元等交流人口獲得事業については、新宮城復元に係る資料収集のための懸賞事業の実施方法や、市民啓発の推進に向けた取り組みについて研究・検討するための委員会を設置し、調査研究を行う経費でありますが、本年度は、現在実施している懸賞事業の動向や水野家入部400年記念事業との連携を踏まえ、委員会としての最終答申を取りまとめるものであります。 次に、59ページをお願いします。 下段、10目住居表示費の説明欄2住居表示整備事業は、第11次計画として、住居表示未整備地域を対象とし、町界の整理と建物への番号付与により住所を明確化するため、区域内の必要調査及び基本原図の作成などの基礎調査業務を行うものであります。 次に、63ページをお願いします。 中段、説明欄6熊野川地域フラワーツーリズム推進事業補助金は、引き続き、地方創生事業として、休耕田等を利活用し、花の里、景観作物づくりを通じて、新たな観光資源の開発や推進体制の基盤づくりに取り組むとともに、物産の考案及び販売などの実施により地域の活性化を図るため、熊野川地域フラワーツーリズム推進協議会へ補助するものであります。 次に、67ページをお願いします。 上段、説明欄5の高田交流センター改修事業は、現在、高田会館で実施している高田保育所について、耐震性等安全性確保のため、高田交流センターへ移転することに伴い、保育業務に必要となるトイレや倉庫、その他設備の改修を行うものであります。 次に、77ページをお願いします。 4項2目和歌山県議会議員一般選挙費及び3目市議会議員一般選挙費につきましては、それぞれ平成31年4月29日、4月30日に任期満了を迎えることに伴う選挙に要する経費であります。 79ページをお願いします。 4目参議院議員通常選挙費は、任期満了に伴う本年7月執行予定の参議院議員通常選挙に要する経費であります。 次に、81ページをお願いします。 下段、1目防災費説明欄12の洪水・土砂・津波複合ハザードマップ作成事業は、国及び県から、熊野川の新たな浸水想定と土砂災害警戒区域等の指定が行われたことに伴い、住民の適切な避難行動を促すため、洪水・土砂・津波による複数のリスクを考慮したハザードマップを作成するもので、13のブロック塀等耐震対策事業補助金については、昨年6月に発生した大阪北部地震での被害を受け、ブロック塀等の倒壊による人的被害及び道路等の寸断を防ぐため、撤去や改修に係る費用の一部を補助金として交付するものであります。 次に、90ページをお願いします。 3款民生費は62億1,661万4,000円、3億8,082万7,000円の増で、私立認定こども園2園の整備に対する補助金や、盲人会館の整備が主な増要因であります。 項の内訳は、1項社会福祉費、2項児童福祉費、3項生活保護費、4項災害救助費となっており、主な事業については、95ページをお願いします。 中段の説明欄23介護給付事業では、障害者の自立支援としてホームヘルプサービス等の支援を、その下24の訓練等給付事業は、自立生活のための訓練的な支援として、就労移行支援、協同生活援助などへの支援を行うもので、また一番下34の盲人会館整備事業は、耐震性が不足し老朽化が著しい盲人会館を解体し、新たな盲人会館を整備するもので、平成30年度に設計を完了し、本年度において建設工事を実施するものであります。 次に、99ページをお願いします。 上段の説明欄10「ねんりんピック紀の国わかやま2019」開催事業は、昭和63年のひょうご大会よりスタートした全国健康福祉祭が、本年11月9日から12日にかけて第32回大会として和歌山県で開催されることに伴い、本市にてサッカーとボウリングの2競技を実施するものであります。 次に、103ページをお願いします。 中段の説明欄5春日隣保館施設改修事業は、老朽化に伴い屋根及び外壁の防水塗装や空調設備の取りかえ、洋式トイレの改修等を行うもので、6の井の沢隣保館ブロック塀改修事業は、耐震性がなく地震等により倒壊のおそれのある隣保館敷地内のブロック塀を撤去し、新たにフェンスを設置するものであります。 次に、107ページをお願いします。 説明欄6の子ども・子育て支援事業計画策定事業は、幼児期の保育・教育の充実を目的として、子育て支援を推進する第2回目の子ども・子育て支援事業計画を策定するもので、平成30年度において、計画策定の基礎資料となるニーズ調査を実施し、本年度で計画策定を行うものであります。 説明欄10の在宅育児支援事業は、県の補助を活用し、保育所等を利用せず在宅において育児を行っている多子世帯を対象として、一定条件のもと、第2子は月額1万5,000円、第3子以降については月額3万円を支給するものであります。 次に、111ページをお願いします。 上段、2目児童措置費の説明欄5私立認定こども園整備事業補助金は、新たに認定こども園を整備する二つの事業者に対し、県からの交付金分と合わせて補助金を交付するものであります。 3目母子福祉費の説明欄6未婚児童扶養手当受給者臨時・特別給付金は、本年10月からの消費税引き上げに伴い、子供の貧困に対する臨時・特別の措置として、児童扶養手当受給者のうち、未婚のひとり親に対して1人当たり1万7,500円の給付金を支給するものであります。 次に、115ページをお願いします。 中段の説明欄6浮島児童館施設改修事業は、2階プレイランドの天井の一部が老朽化により落下の危険性があるため、天井部分に開閉式のネットを設置し、剥離による落下を防止するものであります。 その他、1枚飛んでいただきまして、119ページの下段、説明欄1の生活保護扶助費が主なものでございます。 次に、124ページをお願いします。 4款衛生費は19億2,602万1,000円、1億3,863万円の増で、主な要因は、紀南環境広域施設組合が整備する最終処分場建設に係る負担金の増等であります。項の内訳は、1項保健衛生費と2項清掃費となります。 主な事業ですが、125ページをお願いします。 中段の保健衛生総務費、説明欄7の妊婦保健指導事業は、妊婦の健康診査や一般不妊治療、体外受精等を対象とする特定不妊治療に対し助成するものであります。 次に、127ページをお願いします。 中段、説明欄17の子育て世代包括支援センター運営費については、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援を提供するため、子育て世代包括支援センターの開設準備に係る経費を計上するものであります。 2目予防費の説明欄1個別予防接種事業は、予防接種法に基づく高齢者のインフルエンザや成人用肺炎球菌、子供の日本脳炎、ヒブ、水痘などの定期予防接種、また妊婦の風疹、幼児のおたふく風邪の任意予防接種に対する助成等であります。 次に、129ページをお願いします。 3目健康増進費、説明欄4の健康診査事業は、各種がん検診や肝炎ウイルス検査、歯周疾患検診を実施するもので、一番下、8の特定健診等事業については、高齢者の医療の確保に関する法律に基づき、生活習慣病予防のため平成20年4月から実施が義務づけられた特定健診及び特定保健指導を行うものであります。 次に、133ページをお願いします。 中段、5目公害対策費、説明欄2の合併処理浄化槽設置整備事業補助金は、生活排水による水質汚濁を防止するため、専用住宅または店舗兼住宅に50人槽以下の合併処理浄化槽を設置する者に対し、国・県補助金と合わせて補助するものであります。 次に、137ページをお願いします。 1目清掃総務費の説明欄5紀南環境広域施設組合負担金(建設費負担分)は、みなべ町以南2市8町で構成する紀南環境広域施設組合が進める最終処分場建設に係る負担金であります。 下段、2目塵芥処理費の説明欄2クリーンセンター維持管理費は、施設の点検・整備・補修を行うもので、本年度は定期メンテナンスを主に、油圧ユニットの整備等を行うものであります。 次に、139ページをお願いします。 上段、説明欄3資源物等処理経費は、不燃物の処理経費、焼却灰や粗大ごみの運搬処理費が主なもので、下段、5目ごみ減量推進費の説明欄1資源物収集業務は、市内約170カ所のエコ広場において分別された資源物の収集運搬等に要する経費であります。 次に、142ページをお願いします。 5款労働費は1,638万1,000円で、説明欄3の地元就職促進事業負担金は、地元への就職促進を目的とした合同企業説明会の開催に対する負担金で、平成28年度から地方創生の取り組みとしている高校生を対象とした企業説明会についても引き続き実施するものであります。 また、4の生涯現役促進地域連携事業負担金については、働く意欲のある55歳以上の中高年齢者が能力や経験を生かし、年齢にかかわりなく働き続けることができる生涯現役社会の実現に向けて取り組む生涯現役促進地域連携協議会に対し負担金を交付するもので、全額が国庫財源による事業であります。 次に、144ページをお願いします。 6款農林水産業費は3億8,140万6,000円、1,404万2,000円の減で、主な要因は、林道上地平瀬線開設事業や三輪崎海岸保全施設長寿命化計画策定業務の減であります。項の内訳は、1項農業費、2項林業費、3項水産業費となっております。 主な事業については、147ページをお願いします。 上段の3目農業振興費、説明欄4野生鳥獣被害防止事業は、野生鳥獣の捕獲手数料及び農地被害防御用の器具購入に対する助成であります。 説明欄10の野菜花き産地総合支援事業補助金は、県の補助制度に合わせて、市においても野菜花卉産地の拡大と活性化を図ることを目的とした補助制度を設置するもので、本年度はイチゴの生産に用いるビニールハウスの新設費用等に対して補助金を交付するものであります。 4目農地費、説明欄5の農道橋等維持管理事業は、国道をまたぐ橋梁等について5年に一度定期点検を行うもので、本年度は東高森農道橋及び広角水管橋について実施するものであります。 5目地籍調査費、説明欄3地籍調査事業費は、熊野川町上長井地区、三輪崎地区、相賀地区、熊野地1丁目・2丁目地区の4地区について、測量調査等を実施するものであります。 次に、153ページをお願いします。 下段、2目林業振興費、説明欄6の熊野材需要拡大事業補助金は、熊野材の需要拡大を図るため、新築、増改築を対象に、1立方メートル当たり2万円以内、1棟当たり30万円を限度に補助するものであります。 次に、155ページをお願いします。 5目林道新設改良費、説明欄1の林道上地平瀬線開設事業は、熊野川町能城山本から赤木をつなぐ林道の開設事業で、本年度は延長300メートルの区間を実施するものであります。 7目治山事業費、説明欄1及び2の防災対策治山事業は、平成30年8月下旬から9月下旬の台風20号により篠尾地内、台風24号により日足地内において発生した山腹崩壊に対し、県補助金を活用し治山事業を実施するものであります。 次に、160ページをお願いします。 7款商工費は、4億8,262万9,000円、6,860万7,000円の増で、主な要因は、本年10月の消費税引き上げに伴い実施する子育て世帯等プレミアム付商品券発行事業の計上であります。目の内訳は、1目商工総務費、2目企業誘致対策費、3目観光費、4目公設地方卸売市場費であります。 主な事業ですが、161ページをお願いします。 説明欄2の子育て世帯等プレミアム付商品券発行事業は、消費税引き上げに伴う子育て世帯等への影響緩和と地域消費の喚起などを目的として、低所得者及び子育て世帯を対象としたプレミアム付商品券の発行を行うものであります。 説明欄3の新宮市新規開業資金利子補給補助金は、新規開業者への融資の際の利息を助成するもので、9の新規開業にぎわい支援事業補助金は、市内で開業する者に対して開業初期の経費の一部を助成するものであります。 次に、163ページをお願いします。 説明欄19の移住支援事業補助金は、県と連携した事業で、東京23区において5年以上就業または在住した方が新宮市に転入し、県のプロジェクト参画企業への採用や企業補助金の交付決定を受けた場合に移住支援金を給付するものであります。 次に、167ページをお願いします。 説明欄13の旧チャップマン邸供用開始式典については、今年度から供用を開始するに当たり、アメリカに在住するチャップマン宣教師の家族や関係者の方々を招待し式典を開催するもので、下段、17の観光プロモーション事業については、観光客誘致を図るため、観光振興計画に基づき、旅行博・商談会への出展やマーケティングなどにより効果的な情報発信を行うものであります。 次に、169ページをお願いします。 上段、説明欄23の水野家入部400年記念事業補助金は、本年が、元新宮領主水野家が新宮に入部して400年の節目となることを受け、交流人口の拡大及び新宮市と水野家の文化・歴史を広く内外に発信する記念事業を行うため、実行委員会に対し補助金を交付するものであります。 25の都市間交流推進事業については、友好都市との交流を推進し、また都市イベント等への出展により新宮市の魅力を発信することで、観光関連産業育成と交流人口の獲得につなげるものであります。 次に、170ページをお願いします。 8款土木費は、8億5,980万6,000円、7,159万8,000円の減で、主には、あけぼの橋補強補修工事の完了や、玉置口線改良工事の事業費の減によるものであります。項の内訳は、1項土木管理費、2項道路橋りょう費、3項河川費、4項港湾費、5項都市計画費、6項住宅費となっております。 主な事業については、175ページをお願いします。 下段、3目説明欄4の王子ヶ浜線改良工事については、平成27年度から平成35年度までの計画で、延長720メートルの舗装等を実施するもので、本年度は延長120メートルの施工を予定しており、その下5の高森線道路改良工事は、黒潮園へ向かう道路で幅員が3.5メートルと狭く蛇行し、また勾配も急であることから、車両の対面通行に支障を来しているため拡幅を行うものであります。 次に、177ページをお願いします。 上段、説明欄6の上本町口山町線改良工事は、熊野速玉大社から神倉神社に向けて多くの観光客が利用する道路でありますが、水たまりやクラックが生じていることから、側溝改良及び舗装工事により浸水対策や住環境整備等を行うものであります。 説明欄8松山14号線外1線改良工事は、県が実施する県道あけぼの広角線の交差点改良工事と連動して市道の改良を行うものであります。 4目橋りょう維持費の説明欄2橋りょう・トンネル長寿命化修繕計画策定業務は、5年に一度の定期点検実施に伴い、個別施設ごとの長寿命化計画を策定するものであります。 説明欄3の木和田橋補強補修工事については、道路防災点検に基づき、補強補修工事を実施し、4及び5の橋りょう補修工事は、橋梁定期点検の結果、早期に措置が必要と診断された橋梁について実施するものであります。 次に、179ページをお願いします。 上段、説明欄3の池田町第1王子橋線歩道設置工事については、通学路としては歩道が1メートルと狭いことから、歩行者の安全を確保し、円滑な歩道利用を可能とするため幅員を1.5メートルに拡幅するものであります。 次に、183ページをお願いします。 中段、1目港湾管理費の説明欄6新宮港客船誘致事業は、国内外の客船会社等に対する市の観光資源等を材料としたポートセールスの実施や、シャトルバスの運行等による、まちなか誘客への取り組みを行うとともに、持続的な客船数確保を目的として、10市町村2県による広域連携をさらに進め、おもてなしの充実等を図るものであります。 その下、説明欄7の新宮港40周年記念事業補助金については、本年5月に新宮港が40周年を迎えるに当たり記念事業を開催するもので、地球深部探査船ちきゅう号の一般公開を初め、港湾関係団体等によるステージイベントなどを実施する予定であります。 次に、187ページをお願いします。 下段、2目街路事業費の説明欄1大橋通上本町線電線共同溝事業は、国道42号から熊野速玉大社までの電線類地中化全長347メートルのうち、本年度で100メートルを実施するものであります。 次に、189ページをお願いします。 説明欄5の堤防下水路整備工事は、延長250メートルにわたり都市下水路のかさ上げ及び排水構造物の設置を行うもので、8の市田川水系内水排水ポンプ整備事業については、市田川沿い低地への浸水被害を軽減するためポンプ施設を設置するもので、本年度において基本計画策定、基本計画設計等を実施するものであります。 次に、191ページをお願いします。 1目住宅管理費の説明欄2市営住宅維持修繕管理費は、砂羅団地61年棟の外壁改修工事を含む各市営住宅の維持修繕に要する経費であります。 次に、192ページをお願いします。 9款消防費は5億9,648万2,000円、4,413万2,000円の減で、目の内訳は、1目常備消防費、2目非常備消防費、3目消防施設費、4目水防費となっております。 主な事業ですが、193ページの上段、説明欄2消防職員教育事業は、救急救命士に関する教育、また消防大学校、県の消防学校での専科教育等の受講に要する経費であります。 次に、197ページをお願いします。 中段、説明欄13の消防団員報酬については、消防団員340名の報酬であります。 次に、199ページをお願いします。 上段、説明欄8屈折はしご付消防ポンプ自動車点検事業は、平成22年度の整備後9年が経過する当該車両について、消防車両の安全基準に基づき分解点検を実施するものであります。 200ページをお願いします。 10款教育費は33億3,249万円、16億1,131万3,000円の増で、主な要因は、
文化複合施設整備事業における本体工事費の計上であります。項の内訳は、1項教育総務費、2項小学校費、3項中学校費、4項幼稚園費、5項社会教育費、6項保健体育費となっております。 主な事業については、201ページをお願いします。 中段、2目事務局費の説明欄1国際理解教育海外研修事業は、隔年で姉妹都市であるサンタクルーズ市へ中学生を派遣し、ホームステイ等を通じて国際理解・人的交流の実施や現地の歴史・文化に触れる機会を提供するもので、これまでの応募状況を考慮し、参加生徒数を2名増の16名としております。 次に、203ページをお願いします。 上段の説明欄9教育活動支援プログラム事業は、少人数学習のほか発達障害児童・生徒へのサポート体制や、中学校における不登校、いじめの未然防止、生徒指導等の充実を図るもので、一番下の17学校施設長寿命化計画策定事業については、文部科学省より平成32年度までに策定を求められている当該計画を策定するものでありますが、本年度は個別施設の劣化度を調査し、平成32年度において計画書を策定する予定としております。 次に、211ページをお願いします。 1目学校管理費、説明欄6の運動部活動推進事業は、県補助金を活用して部活動指導員を派遣することにより教員の負担を軽減するとともに、学校教育におけるクラブ活動を通して生徒の自主性や協調性、責任感等の醸成を図るものであります。 次に、221ページをお願いします。 下段、2目文化振興費の説明欄5熊野大学補助金は、中上健次氏が1990年に開講した熊野大学が隔年で開催する特別セミナーに対して補助金を交付するもので、本年度は「アメリカの中上健次、そして熊野」と題した夏期特別セミナーが開催される予定であります。 次に、225ページをお願いします。 上段、説明欄11の重要文化財旧西村家住宅保存修理事業は、老朽化が著しい当該住宅について、適切な保存を目的として国・県補助を活用し半解体修理を実施するもので、本年度に事業が完了する予定であります。 4目佐藤春夫記念館費の説明欄3佐藤春夫記念館開館30周年記念事業は、当該記念館が平成元年に開館して30周年を迎えるに当たり、開館30周年記念図録を作成すると共に、記念会主催の講演会に対し補助金を交付するものであります。 次に、231ページをお願いします。 上段、説明欄2の春日教育集会所施設改修事業は、隣保館とあわせて改修を実施するものであります。 次に、233ページをお願いします。 中段、13目説明欄1の
文化複合施設整備事業については、平成32年度までの2カ年で実施する本体工事の本年度執行分について計上するもので、3の新宮城跡・新宮城下町遺跡発掘調査事業は、本年度事業として、平成27年度からの発掘調査により出土した遺物や調査記録等について整理を行い、国史跡指定を目指すものであります。 次に、239ページをお願いします。 中段の説明欄9高田テニス場・若もの広場整備事業については、紀伊半島大水害において被害を受けた高田テニス場及び若もの広場について、2カ年で整備を行うもので、その下、10のくろしおスタジアム施設改修事業は、設置後15年が経過し、地盤沈下等による施設への影響が見られることから、擁壁修繕や路面舗装等の対策を行うものであります。 説明欄11の蓬莱体育館ブロック塀改修事業は、ブロック塀危険度判定により早急に改修が必要と診断されたことから、蓬莱体育館横のブロック塀の一部を改修するものであります。 次に、241ページをお願いします。 説明欄8の新宮・那智勝浦天空ハーフマラソン大会負担金は、第8回大会を開催することにより、地域の活性化及びスポーツ振興等につなげるものであります。 242ページをお願いします。 11款災害復旧費は6,850万円、3,342万円の増でありますが、説明欄1及び2については、いずれも平成30年に発生した台風20号により被災した林道の復旧を行うものであります。 246ページをお願いします。 12款公債費は23億7,335万9,000円、1,117万7,000円の減で、主な要因は、株式会社エフオン新宮に対する新宮港第二期工業用地の売却代金を原資として実施した第三セクター等改革推進債の一部償還元金の繰り上げ償還であります。元金では、財政融資資金、市中の銀行等、長期債の償還元金275件で、利子についても、元金と同様、財政融資資金等からの長期債に係る利子324件分と一時借入金に係る支払利息の見込み計上であります。 248ページをお願いします。 13款予備費は、前年度と同額の500万円であります。 以上が歳出であります。 続きまして、歳入でありますが、前に戻っていただきまして12ページをお願いします。 2歳入、1款市税は総額29億5,943万1,000円で、前年度比0.3%の増であります。 市民税は、人口減少等の影響により0.2%の微減となる一方で、固定資産税については、家屋の新築件数増により2.2%増と見込み、また軽自動車税につきましては、実績等を勘案し、微減の見込みとしております。 14ページをお願いします。 市たばこ税では、喫煙者の減少から8.9%の減、入湯税については微減の見込みであります。 その下、2款地方譲与税は総額9,000万円で、地方揮発油譲与税は前年度と同額とし、自動車重量譲与税を200万円増と見込んでおります。 次に、16ページをお願いします。 上段の特別とん譲与税については、前年度と同額を見込んでおります。 その下、3款利子割交付金は前年度と同額、4款配当割交付金では400万円の増、5款株式等譲渡所得割交付金は1,000万円の増見込みで、それぞれ地方財政計画及び実績見込みによる計上であります。 6款地方消費税交付金は、地方財政計画等を基に2,000万円増の5億6,000万円、7款自動車取得税交付金は、本年10月の車体課税改正に伴い一部が環境性能割交付金に移行するため、約250万円の減と見込んでおります。 8款環境性能割交付金は、本年10月の車体課税改正に伴い、自動車取得税から移行となる項目でありますが、本年度は一部の反映となることから、自動車取得税交付金との両項目による計上となります。 9款地方特例交付金について、1目地方特例交付金は前年度と同額であります。 次の18ページをお願いします。 2目子ども・子育て支援臨時交付金につきましては、本年10月からの幼児教育無償化に要する地方負担分に対する交付金として新規計上するものであります。 10款地方交付税でありますが、普通交付税については、地方財政計画での一般財源増や臨時財政対策債との調整などにより5,000万円増の50億円とし、特別交付税は、実績等から前年度と同額の10億5,000万円を見込んでおります。 11款交通安全対策特別交付金は、前年度実績等により330万円の見込み計上であります。 12款分担金及び負担金は、総額で9,323万7,000円を見込んでおり、主には老人ホーム養護者等負担金及び保育所利用者負担金などであります。 13款使用料及び手数料は、総額で2億4,703万9,000円を見込んでおり、主なものは住宅使用料と清掃手数料であります。その他の内訳は、1項1目総務使用料から、22ページの2項5目消防手数料まで、いずれも説明欄記載のとおりであります。 22ページをお願いします。 14款国庫支出金は、総額32億9,975万3,000円、12億230万8,000円の増で、主な要因は、
文化複合施設整備を含む都市再構築戦略事業に係る交付金の増であります。 次に、24ページをお願いします。 その他の内訳は、1項1目民生費国庫負担金から26ページの3項3目土木費委託金まで、いずれも説明欄記載のとおりであります。 26ページをお願いします。 15款県支出金は、総額で13億1,379万5,000円、2億1,059万6,000円の増となっております。主な要因は、私立認定子ども園整備に係る民生費県補助金の計上であります。また、内訳については、1項1目民生費県負担金から30ページ3項2目教育費委託金まで、いずれも説明欄記載のとおりであります。 30ページをお願いします。 16款財産収入は、総額7,561万3,000円で、32万5,000円の微増であります。 次に、32ページをお願いします。 17款寄附金は、総額1,620万3,000円、280万円の減で、新宮徐福協会からの寄附金の計画見直しによる減が主な要因であります。 18款繰入金は、総額で3億2,902万2,000円、1億748万5,000円の減で、熊野川関連施設整備基金からの繰入金の減が主な要因であります。主には基金繰入金で、退職手当基金は退職手当の財源として、熊野川関連施設整備基金については、新宮城跡・新宮城下町遺跡発掘調査事業へ、地域振興基金は、交流促進施設さつき、小口自然の家等管理費を初め、新宮・那智勝浦天空ハーフマラソン大会負担金や新宮秋まつり、忠度まつり、新宮花火大会の補助金などへ、合併市町村振興基金については、市田川水系内水排水ポンプ整備、屈折はしご付消防ポンプ自動車点検事業、
文化複合施設整備事業の経費の一部財源として、育英奨学基金は育英奨学金制度の財源として繰り入れを予定するものであります。 次に、34ページをお願いします。 20款諸収入は、総額4億1,832万2,000円、1億2,509万4,000円の増で、主な要因は、低所得者・子育て世帯を対象としたプレミアム付商品券売り上げ収入の計上であります。内訳については、38ページの4項5目過年度収入まで、いずれも説明欄記載のとおりであります。 38ページをお願いします。 21款市債は、総額22億8,860万円、3億1,250万円の増で、主な要因は、
文化複合施設整備事業に伴う過疎対策事業債及び合併特例債の増であります。各事業に充当した主な起債ですが、過疎対策事業債が全体で14億420万円、
文化複合施設整備事業に伴う合併特例債は4億4,000万円を予定しております。 以上が歳入の内訳であります。 次に、6ページをお願いします。 第2表債務負担行為でありますが、高田テニス場・若もの広場整備事業は、テニス場本体工事を2カ年で実施することから、全体計画額から本年度予算計上分を除いた残りの金額を限度額として計上するものであります。 次に、7ページをお願いします。 第3表地方債でありますが、防災管理システム整備事業ほか26件で、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法は、記載のとおりであります。 なお、限度額の合計については22億8,860万円であります。 以上、簡単ではありますが、説明とさせていただきます。御審議賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(屋敷満雄君) 以上で議案第4号の説明を終わります。 会議中ですが、10分間程度休憩いたします。
△休憩 午後3時42分
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△再開 午後3時59分
○議長(屋敷満雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案第4号について質疑に入ります。 なお、質疑につきましては、これを分割して行いますので、議員各位におかれましては、お手元に配付の議案分割付託表中、所属委員会以外の項目のみ質疑願います。質疑ですので、自分の意見は言わないようにお願いいたします。 まず、第1条歳入歳出予算から行います。 歳出1款議会費42ページから2款総務費89ページまで質疑を行います。 1番、北村議員。
◆1番(北村奈七海君) 51ページの市民とつくる新宮市魅力発信なんですけれども、これはもう5年目になろうかと思うんです。私も1年目、2年目はたしか一緒に参加させていただいたんですけれども、それ以降は参加せずに今に至るんですけれども、次5年目ということで、これまでかかわってきた、最初の1年目にかかわってこられた方は現状ではどれぐらい残っておられるのかということと、現在は何名、この取り組みに参加しておられるんでしょうか。
◎商工観光課長(勢古口千賀子君) 1年目からかかわっていただいている方というのは5人弱です。現在30人ぐらいですが、常時かかわってくださっている方というのは十数人だと思います。ただ、この新宮市魅力発信女子部というのは、最初の年に入っていただいてそのままずっと継続するというものではなく、自由に出入りしていただくことを考えていますので、1年目はちょっと大変だった。その後、結婚や出産、新たな仕事などで外へ行かれた、あとちょっと魅力発信女子部の業務が大変で自分の業務のほうが大変になったので抜けていった、その方たちとかもまた自由に出入りしていただければと思っております。
◆1番(北村奈七海君) 1年目から継続してかかわっている方は5名弱ということで、次の5年目から先は30名程度ですけれども、常時活動している方は十数名ということなんですが、女性目線での情報発信を目指して、さまざまな取り組みをされてきたというところのもともとのコンセプト自体は私もよくわかる部分ではあるんですけれども、実際に女性目線の情報発信というところが、新宮市内に住む市民の方であるとか、外から来た観光客の方であるとか、そういった方たちにどの程度認識されて、この方たちの情報発信というものが、どういう効果を上げてきたのかというところはどんなふうに捉えられていますか。
◎商工観光課長(勢古口千賀子君) 女性目線などの情報発信ということで、ホームページとかで各種いろんな発信をしているわけなんですが、その中で各メディアなどで報道されたり、雑誌で紹介されたり、テレビで紹介されたりいろんなところで紹介されています。 また、新宮市のホームページからも、それを見た方が、この方を取材したいということで多数の方、テレビの取材を受けたり新聞で紹介していただいたり、そのようなことで広く発信してもらっていると思います。 また、この新宮市魅力発信女子部というものが最初にできました。あと県内でもいろんな女子部が立ち上がって、今までになかった若い女性による新宮情報、魅力発信していくという。新宮市魅力発信女子部の目指してきたものが、ほかの地域でも同じような女子部が立ち上がったということは、それは一定の評価を得ていただいているのではないかと思いますし、またほかの女子部とかにも、市外のところなんですけれども、この前お話聞いたところでも、なかなか新宮市魅力発信女子部、最初からすごくずっと見ているよ、活躍していますねとかいうお褒めのお言葉はいただいております。
◆1番(北村奈七海君) それで、一つ、去年も言わせてもらったと思うんですけれども、やっぱり市が行うこととしてどういう効果測定をするのかというのが一番大事だと思うんです。なので、今、課長が言っていただいたことというのは、数値目標であるとか定量的にどういう効果測定をして、これぐらいの効果が上がったということではないように思うんです。 確かに、そのコンセプトどおりやっているのかどうかというところは、外からの人にお褒めの言葉をもらったということなんですけれども、直接の褒められた云々というところではなくて、やっぱり、女性目線で新宮市のどういう情報発信を行って、どんな人に情報を渡していくのか。それを女性目線で考えてもらうというのが私は大切なコンセプトなのかなというふうに思っていたんですけれども、そこがしっかりと数値目標として取り組まれてきているのかなというのが疑問に思っているところです。 なので、しっかりと数値目標をつくって、例えば、観光客の方のホームページに来られる人数を何千人程度は目指しますであるとか、そういう指標が必要だと思うんです。ホームページであるとか、女性の方に取材も行われたということなんですけれども、それはこの4年間でずっと継続して行われてきたことなんでしょうか。 確かに、最初つくったときには取材も多く来られたり、またその取り組みが話題を呼んだりということはあったと思うんですけれども、実際、今5年目を迎えて、どういうところを外部から評価されているのか。そして、市としてどういう部分を評価して、またこの取り組みに、予算を割くようになったのかというところはどのように捉えているんでしょうか。
◎商工観光課長(勢古口千賀子君) こちら数値目標なんですけれども、まち・ひと・しごと創生総合戦略の中で商品化するとか、今おっしゃられたホームページ、女子部だけで新宮市のホームページが上がるというのもちょっと課題かもしれませんけれども、女子部の影響もあって新宮市のホームページを見ていただくことがふえるということで、その辺や観光客の数なども数値目標として上げさせてもらっています。 あと取材、「新宮人」で魅力的な女性を紹介しておりますので、それによってテレビ、NHKの放送で放送されたり、あと新聞各紙、中日新聞とかいろんな新聞で、女子部だけではなくて、女子部が、新宮市にはこのような魅力的な女性がいるよということで「新宮人」に掲載した、それを見ていろいろ取材に来ていただいて、NHKとかでも放送されております。実際、その記者の方とかからも、「新宮人」で紹介されている女性たちを取材しようということで、それをいつも参考にしていますよという言葉はいただいております。
◆1番(北村奈七海君) 今の答弁で、こちら側として認識、理解したというものは、しっかりとその数値目標として、この女子部のみで設定したもの、目標値であるとか、外部に対してどのような取り組みを行っていくのかという最初の課題の設定、それから数値の目標設定、その効果測定というものが一連の流れの中でどのような経緯をたどるのかということがちょっと不明瞭になっているのではないかなというふうに思います。 こちらに関しては、私は同じ女性の方からも、取り組み内容としてどういったことをやっているのかというのがわかりにくいという言葉ももらったことがあって、同じ女性からそういった言葉をもらってしまうのはすごくもったいないなと思いますし、地方創生の国からの交付金が減らされるというときにも、この事業を継続していく意味というのはどういったところにあるのかということを再三質疑させてもらったつもりです。 なので、今回、国からの特定財源として約200万円と一般財源で約160万円ほどあるんですけれども、これをもとにして、これまで、今、課長が言われていた効果の指標としては取材を多く受けているということだったんですけれども、それを一つの効果として評価するのであれば、次の5年目はどういった女性に参加していただいて、どういった効果を上げていくのかというところはどのように考えておられますか。
◎商工観光課長(勢古口千賀子君) 女子部は、先ほど申し上げましたように、いろんな人が誰でも気軽に参加できる、そして若い女性のネットワークを築いていくということが最初の目標でありました。いろんな大きな事業をしたことで、それによって、いろんな女子部のメンバーにとって過大な負担がかかってしまって、女子部に入ることで自分のスキルを上げるとか、新しいネットワークを築くということより、自分の仕事が大変だということがあって離れていった方があるということは、私もその辺については認識しております。 今回、また初心に戻って、いつでも誰でも気軽に参加できる、そして今までも商店街の方とか青年会議所、それから国の機関、近畿財務局とか、いろんな方が一緒に女子部とコラボしたいということで一緒に取り組みを進めております。来年度についても、そのような方で市民にとって必要な女子部というのが何かというのを、またこの1年間の中で、その辺をもっとちゃんと定義づけしないといけないとは思っているんですけれども、皆さんと一緒に取り組んでいこうということを進めていこうと思っております。
◆1番(北村奈七海君) そうですね。本当に課題になってくるのは、今課長が言われた中では、これからまた定義づけをしていかないといけないなということなんですけれども、これからではなくて今、予算審議の中で、ほかの例えば何かを建築するとか、道路の改修をするとかということではないんですけれども、女性の力を本当に生かそうということであれば、どういう意図でこの予算を上げていくのかというところがすごく大事になってくると思うんです。なので、これから皆さんと一緒に定義づけをやるというよりは、しっかりと市としてこういう意図を持って、新宮市の女性にはこういう意図で活躍してほしいという市としての方針があって、そこに乗ってきてもらいながら、市民の方と協働でどういう新宮市の情報発信していくのかというところをしっかりと市のほうでも方針持っておかなければいけないし、そのための定義づけと、どういう効果測定をしていくのかというところは、現時点で持っておかないといけないのかなというふうに思います。多分、そこがしっかりとしていないと、一緒にかかわってくれる女性もどういうスタンスでかかわっていったらいいのかいうところが見えにくくなってしまうのではないかなと思うんですけれども。 今後、これをやっていくということであれば、また改めて広報であるとか、女性に参加してもらうような声かけもしていく必要があると思うんですけれども、市として、女性に気軽に参加してもらうというところを目指すに当たって、これまでの経過を踏まえて、どういう新しい方針を打ち出したら人が集まってくださるというふうに考えておられますか。
◎企画政策部長(新谷嘉敏君) 議員から御指摘の件は、今、毎年地方創生のまち・ひと・しごと創生総合戦略をつくった中で、年に一度、計画策定にかかわっていただいた委員、推進懇談会という委員会をつくっておるわけですけれども、つい先般、委員からいろんな意見をいただきました。また、この件につきましても、交付金をいただいている関係上、いろいろこれまでの取り組み等を説明させていただいてございます。そういった中で、まさに今おっしゃられているような意見もいただいております。 このコンセプトを開始した趣旨というのは、当然、皆さん理解いただいているわけでございますが、当初からの取り組みを、ひとつこのあたりで一度効果検証、議員がおっしゃられる成果も、また反省点もあると思います。そういった中で、地方創生の考え方も当初よりももう少し変化しつつある中で、そういった交付金の趣旨も踏まえて、この地域がこの女子部に対して何を求めているか、また女子部が何をしたいかというところの接点も見出す必要があると思いますので、少しこの辺で立ち返って、今後、新たな展開というところの場面というんでしょうか、そういったところの創出を課を挙げてまた勉強して、新しい取り組みを考えていきたいと思います。
◆1番(北村奈七海君) わかりました。そこを去年も言わせてもらったつもりではあるので、予算審議のときに、自分であれば、どうしても効果はどういうものなのかというところを踏まえて、来年度予算に何かしら意義づけして、予算計上されているのかなというふうに思うので、そこはまた今後ということも言われるんですけれども、やっぱり今の時点で、来年度はこういう効果指標を持っていきます、こういう意義づけをして予算を計上しましたというところはしっかり答弁していただけたらなと思います。 次に、81ページの洪水・土砂・津波複合ハザードマップ作成事業なんですけれども、これは、以前配布されている津波から逃げ切るためのポイントというのが、予算の概要の7ページにも写真つきで載っているんですけれども、これとはまた別に、新しく土砂災害警戒区域等の指定が国・県によって行われたので、全面的に改定するということなんでしょうか。
◎防災対策課長(山本茂博君) 熊野川の新たな浸水想定と土砂災害警戒区域等の指定が、このほど国・県によって行われましたので、これをもとにしたハザードマップを作成したいと考えております。
◆1番(北村奈七海君) このハザードマップは、紙でつくるものは、基本的には全戸配布するという理解でいいんでしょうか。
◎防災対策課長(山本茂博君) 作成部数は1万7,000部ほどを想定しておりますので、当然、全戸配布ということで考えております。
◆1番(北村奈七海君) それと、プラス転入してくる方たちの分も含めて1万7,000部を想定しているということなんですか。
◎防災対策課長(山本茂博君) はい、そのとおりです。
◆1番(北村奈七海君) あともう一点、観光客や市内に在住する外国の方向けに、英語、中国語、韓国語に対応したウエブ閲覧型のハザードマップも作成するということなんですけれども、これは日本語のものはつくらないんですか。
◎防災対策課長(山本茂博君) この部分につきましては、新宮市内は、もう御承知のようにたくさんの外国人、最近では市内でもちょこちょこお見かけします。そういったことで、外国人向けの英語と中国語、韓国語に対応したハザードマップを作成するということです。
◎総務部参事[防災及び危機管理担当](西利行君) 一応3カ国語ということで御案内しておりますが、ベースは日本語です。ですから、日本語のウエブ版を作成されるかなと。それでもって外国語に変換する、そういうイメージかなということであります。
◆1番(北村奈七海君) わかりました。 そうすると、日本人の観光客の方や市民の方も、一応、日本語のウエブ版のハザードマップも見られるということでいいんですか。
◎総務部参事[防災及び危機管理担当](西利行君) そのとおりでございます。
◆1番(北村奈七海君) わかりました。 そういうふうに言うのは、一つは、紙で絶対に持っていたほうがいいであろうということも考えられるんですけれども、やっぱり更新ごとに約900万円近くかかってしまうというところは、一つ大きな金額だなというふうに思っていて、現在だと紙でもらうことももちろん大事だとは思うんですけれども、新しく情報が入った場合にウエブ上で更新をかけていって、それを閲覧してもらうというところに切りかえていくということは考えられたことがあるのかなと思ったんですけれども、そういったことは考えられたことはないんですか。
◎総務部参事[防災及び危機管理担当](西利行君) ウエブ版については、データ更新という形も考えております。それが頻繁にできるかといったら、その辺はちょっと期間をおいて、必要な情報は更新していく、そんな形だと考えております。
◆1番(北村奈七海君) わかりました。 以上です。
○議長(屋敷満雄君) 12番、上田議員。
◆12番(上田勝之君) 47ページの説明欄6の庁舎管理経費についてお尋ねをしたいと思います。 これは、庁舎の別館の費用も含まれているのかどうか。
◎総務課長(山下泰司君) はい、含んでおります。
◆12番(上田勝之君) それでは、市役所本庁舎の管理経費と、旧庁舎であるとか分散しておった庁舎のときと比べて、どれぐらい管理経費が伸びておるのか。今すぐではなくていいので、また教えていただければいいかと思うんですけれども、どれぐらい伸びているのか、あわせて何が要因となって伸びているのかといったような点をまた教えていただければと思うんですけれども。 要は、何が言いたいかといいますと、庁舎が旧庁舎から新しい庁舎になり、別館も活用することになると。それで、いわゆるPDCAサイクルと言われる、プランをして新庁舎に、実際に実行がされて、新しい庁舎を使い始めた。じゃ、そのための維持管理費はどうなっているのかという検証、そういったことは行われていないのでしょうか。
◎総務課長(山下泰司君) 新庁舎になりまして、あと別館、ほかの別館も合わせまして、とりあえず今回、その辺の調査というか検証というのが余り深くはできておりません。
◆12番(上田勝之君) そういった点をしっかりと検証することが、前回の臨時会において言われた
文化複合施設の維持管理経費等々の点にもつながってくると思うんです。一つ一つ、大きなプロジェクトであったり施設について、どれぐらい維持管理費が増加してくるのか。それが、どういった部分で節約が図られているのかといったようなことを検証して、次の施策に生かしていくということが必要なんではないかと思うんです。 もう一点、庁舎別館の、これは去年も実は話題にしたんですけれども、いわゆる大ホールといいますか、大会議室といいますか、貸し館利用といいますか、いわゆる
文化複合施設が完成するまでの間の暫定利用ということで、たしか昨年の平成30年度の予算の審議ではなったかと思うんです。じゃ、この1年間をかけて、別館の使い方というのはどのように検討されたのか教えていただきたい。 その後の検討が進んでいないなら進んでいないんですね。そうやってお答えができないということは。
◎総務部長(小谷充君) 昨年も、上田議員からいろいろと質疑をいただきました。そういった中で平成30年度においては、当初において庁舎別館をどうしていくのかというところで、公共施設等の管理計画、また庁舎別館のあり方というところで、庁内でいろいろと議論をさせていただきました。 そういった中で、まずもって耐震補強をして、
文化複合施設ができ上がるまでの2年間において、大会議室を利活用していくというところまでは検討しておりますが、今後、この施設を、現在、福祉部門、高齢者部門の相談センターも運用しております。それをさらに深めていくといいますか広めていくというところを、これからまだまだ庁内において検討していきたいというふうに思っております。
◆12番(上田勝之君) 実は、何も進んでないというふうに今のお答えでは私は受け取らせていただくんですけれども。 要は、
文化複合施設が完成するまでの間の暫定措置として大会議室は利用していくということは、昨年3月の予算審議の時点でそれはお答えがあったんです。もともと旧職業訓練センターをどう活用していくかというのは、掛川市のふくしあでしたか、そういったことをモデルに、高齢者あるいは障害を持たれている方々がワンストップサービスを受けられるようにというようなコンセプトで、当初、別館の旧職業訓練センターの利活用が図られるんではないかということが言われておったかと思うんですけれども、それが1年間かけてどうであったかといえば、若干お粗末ではないのかなという印象を持たざるを得んのですが、いかがですか。
◎総務部長(小谷充君) 庁舎別館という扱いで、総務課を中心に検討もさせていただいているんですけれども、市全体として福祉部門等を全体で考えていかなければならない部分がありますので、庁内の中でさらに協議を深めていきたいというふうに思います。
◆12番(上田勝之君) 当然、利活用なりリニューアルなりをして、使える建物を使っていくということは大変重要なことであり、そのことによって市民サービスが向上するんであれば、費用の増加ということはやむを得ない部分もあるかと思うんですけれども、その辺がはっきりしないまま、いわゆる見切りでスタートさせたというのは、去年の平成30年度の予算審議の中でも、旧職業訓練センターや、あるいは旧チャップマン邸なんかについてもかなり議論をさせていただいたんです。そのことが1年たってもう一度同じことを聞かせていただくと、なかなか進んでおられない。そういった状況の中で、やはり
文化複合施設は大きなスタートを切られようとしている。 それでは、ますます毎年かかる全ての施設に対しての維持管理経費は増大していくのみではないのかと。一概に増加するのが悪いとは言いません。もちろん、それによって市民サービスが向上するんであれば全然問題はないと思います。その辺が、この1年間の議論がどうであったかというあたりが、今、総務部長お答えいただいたんですけれども、少々残念な気持ちにならざるを得んのですが。
◎副市長(向井雅男君) 高齢者の相談窓口と、あと医療介護の連携の窓口ができ上がったのが、御存じのとおり、ことしということです。数カ月経過する中で、いろんな課題も見えてきておりますので、そういったこともあわせながら、先ほど、少し議員には頼りない答弁だというふうには思っておられるかもわかりませんが、その辺も含めて、まだまだいろいろ改良点があるかと思いますので、その辺も含めて一緒に検証したいというふうに思います。
◆12番(上田勝之君) ちょうど昨年の3月議会で、副市長あるいは総務部長に同様のお答えをいただいたと思うんです。ぜひ、鋭意検討を進めていただければと思います。 その下に、公用車更新というのが説明欄の8にあるんですけれども、公用車全体でどれぐらいの台数があって、何台を更新されるんでしょうか。
◎総務課長(山下泰司君) 現在、総務課で集中管理しております車につきましては、今42台なんですけれども、今回来年度公用車の更新ということで今予定しておりますのは、小型の貨物のバン1台と小型車1台の合計2台ということを予定しております。
◆12番(上田勝之君) 42台の台数については、いかがお考えか。
◎総務課長(山下泰司君) 台数につきまして、いろいろと御指摘も受けているところなんですけれども、来年度に向けて、新たな行政改革の指針ということで5年計画をつくっておるところでございます。その中でも公用車の台数のあり方というのは、来年度、1年間かけて見直しをかけていこうということで計画はさせていただいておりますので、その結果によりまして、台数並びに金額等の調整をしていきたいと考えております。
◆12番(上田勝之君) じゃ、今年度、4月1日から平成31年度といいますか1年間をかけて、公用車のあり方、台数のあり方等について検討を重ねていくと。では、来年、どういった結果なのか、またお伺いしたいと思いますので、ぜひ検討を進めてください。 次に、55ページの一番上に廃校管理委託料とあるんですけれども、これはどこの廃校を管理されているんですか。
◎財政課長(小林広樹君) これにつきましては、四つの廃校になりますが、一つは旧小口小学校、そして旧小口小学校の鎌塚分校、そして旧九重小学校、そして旧敷屋小学校の四つの廃校になります。
◆12番(上田勝之君) この四つのうち二つは貸し出しをされているんですけれども、もっと貸し出したということですか。
◎財政課長(小林広樹君) この四つのうち、NPO法人のほうに貸し出している廃校がございます。一つは、旧九重小学校につきましては、NPO法人の山の学校さんのほうに貸し出しております。あと旧敷屋小学校につきましては、NPO法人の共育学舎さんのほうへ貸し出しているという状況でございます。
◆12番(上田勝之君) 今後どうされるおつもりですか、そのほかについては。
◎財政課長(小林広樹君) 今のところは、このまま継続というか、相手との協議になりますけれども。
◆12番(上田勝之君) 利活用されている部分は別として、そのほかの部分についてはどうしていくのか。いわゆる公共施設について、今後どうしていくのかという検討を重ねられていると思うんですけれども。
◎財政課長(小林広樹君) その点につきましては、まだ協議が進んでおりませんけれども、今のところ、区長のほうに管理をお願いしている状況ですので、地元との協議を踏まえて、今後どうしていくかということは進めていく必要があるのかなとは思っております。
◆12番(上田勝之君) 公共施設全般について、今後どうしていくのかという計画を立てられるということの進捗状況についてはいかがなんですか。
◎財政課長(小林広樹君) 公共施設等総合管理計画の中では、30年間で40%削減するという目標を持っております。その中で、年間数回ですけれども、会議のほうを開いて、今、問題、協議に上がっている事項でありますとか、そういう個々の事案については協議を行っておりますが、なかなか今のところは面積を減らせるという状況までには至っていないというところでございます。
◆12番(上田勝之君) ふえるばかりですね。庁舎のほうもそうですし、そういったような全体的な廃校にしても、それはなかなか地域との当然話し合いも必要やろうし、どうしていくのかということを1年かけて、私は同様のことを聞いていると思うんです。そうすると、1年たっても協議中、協議中ということで、肥大化する一方かなと。議論は進んでいないんですね。 ちょっと話題を変えて、その下に新宮城復元等交流人口獲得事業がございます。私も委員に入らせていただいていますけれども、これ、平成31年度、来年度には答申が出されるということで懸賞事業等も始められたり、いろいろ鋭意努力をされているとは思うんですけれども、今後、この新宮城をどのように整備して活用していかれるおつもりなのか、お考えをお聞かせいただければと思います。
◎企画調整課長(尾崎正幸君) 議員も委員に入っておられますので、委員会の討議の中身をよく御存じだと思っております。 まず、諮問された事項がこの懸賞事業の実施についてということと、あと水野家入部400年の事業と連携していくということでございました。そういう中で、その他の部分で今後どう整備していくのかということも、委員会の中では当然議論は出てまいってございます。 なかなか難しいものでございまして、事務局としてメーンで今考えてございますのは、天守、やぐら、大手、こちらの資料を何とか見つける。それをもって復元に近づけていくということを考えてございますので、現在そういう資料も出ていないというところで、これからどうしていくのかというところを問われますとなかなか難しいところがございます。 また、今ある城跡については、文化振興課の担当のほうで取り組んでいるという状況でございますので、そちらのほうについては答弁は控えさせていただきたいと思います。
◆12番(上田勝之君) そうですね、委員会の場でもいろいろと議論といいますか、御提案が出ているかと思うんですけれども、新宮城については、当然さまざまな部署の復元整備等々については、資料等の収集等、それは懸賞事業が始められて、これからまたもっと広くPRしていく必要があるんだろうとは思いますけれども、この予算の概要というのでは、市民啓発と言われる文言も書かれております。 それでは、委員会の中でも指摘があったように、やはり、樹木等の間伐や伐採等を行った整備を行った上で、広く市民の人にもお城の全容というんですか、そういったものを知っていただく。そのためには、尾崎課長のところが受け持たれている企画調整課だけではなくて、都市建設課、文化振興課、あるいは水道事業所等も含まれてくると思うんです。そういったようなことが庁内でどのように話し合われているのか、少しその辺を教えていただきたいと思います。
◎企画調整課長(尾崎正幸君) 伐採のお話も出てまいりました。これも委員会の中でございまして、あそこの都市公園、また水道事業所の部分でいいますと、配水池の部分ということで管理区分も分かれてございます。そういう中で、それをまとめていくということになりますと、やはり城跡をどう保存していくのかということも必要だということで、私ども企画調整課は、直接中に入ってはございませんけれども、文化振興課を中心に、法的な部分もクリアしながら協議されていくものだと認識してございます。
◆12番(上田勝之君) ぜひその辺を、全体的な取り組みが必要ではないかと思うんです。それも今回、その後、これは教育のほうですけれども、文化振興課のほうでは景観等整備事業も組まれております。そういった中では、都市建設課はどうされるんだ、あるいは水道事業所、ここの部分をやっていただきたいというようなお話をぜひ全体を統括するような形で、この委員会を受け持たれている企画調整課から働きかけていただくようなことはできないものでしょうか。
◎企画調整課長(尾崎正幸君) 私、先ほど答弁いたしました諮問事項は2項目でございますけれども、新宮城跡を活用し、交流人口を獲得していくというようなところも踏まえてございますので、先ほど申されておりましたように市民への啓発、これも大事だと考えております。また、先ほどの管理区分が分かれている樹木の伐採問題等も、それについてもどういうふうにして城跡を見させていくのかという点では重要なことと考えてございます。 そういう中では、委員会の答申の中でも、それぞれの部分で触れられてくるかと思ってございます。また、管理区分が分かれている部分については、それぞれが連携しながらという部分も踏まえた形で、企画調整課、事務局でございますので、そういうものも踏まえた中で委員の御意見を伺いながら、中間答申をまとめていきたいと思ってございます。
◆12番(上田勝之君) ぜひ、その辺、よろしくお願いいたします。 全体、お城の全容が見えることによって、やっぱり市民の方々の機運も盛り上がるものだと私は考えます。そういったことで、ぜひその辺よろしくお願いしたいと思います。 その下の5の地域公共交通検討事業について、アンケート調査の実施とか、熊野川町地域から進めてまいりますというふうになっていますが、どのように再編を考えられておるのか、その一端をお聞かせいただけたらと思います。
◎企画調整課長(尾崎正幸君) 地域公共交通の再編検討につきましては、平成30年度から企画調整課が中心的役割を担って取りまとめていくということで取り組んでいるところでございます。 9月の一般質問でも問われまして、その中で現状を把握しているという状況を報告したところでございます。そういう中で、現状、まず把握できておりますし、今後課題となってくるものについても浮かび上がってございます。そういう中で住民アンケート、今、事務局で想定してございますのは、15歳以上、高校生以上の住民全員にアンケートをしたいと考えてございます。そのアンケート調査の分析、またそれをもっての各地区への意見の聴取、こういう部分も含めまして、今後どういうものがいいのか固めていきたいと思っております。 ざっと思われるところ、想定されるところというのは、議員も御存じかと思いますけれども、デマンド型の乗り合いタクシーでありますとか、または市の有償バスというような形、これら二つが考えられるのかなと思っておりますけれども、これをいかに皆さんが活用しやすい形で運行できるかということを探っていきたいと考えてございます。
◆12番(上田勝之君) 今、ようやくといいますか進められようとしている中で、61ページには高齢者福祉タクシー事業や、63ページには熊野川地域医療センタータクシー運行事業、あるいは教育の関係ではスクールバス等もあります。時間帯等の関係もありますから、全てを統合するのはかなり厳しいのかなという感じもありますけれども、デマンド型を導入していただけるんであれば、もう一点、各地区に回る行政バス等もあります、そういったようなものが統合されていく、そういったようなのを、ぜひ来年度、平成31年度1年をかけて、いわゆる使いやすい、そして通院難民や買い物難民といったものが解消されるような形をぜひ考えていただければと思いますのでよろしくお願いします。 以上です、とりあえず。
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△延会の宣告
○議長(屋敷満雄君) お諮りいたします。 本日は、この程度をもって延会したいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(屋敷満雄君) 御異議なしと認めます。 よって、本日はこれをもって延会することに決定しました。 あすは午前10時から会議を開きます。 本日は御苦労さまでした。
△延会 午後4時45分...